講座ブログ

おめでとうございます

第50期 日本児童文学学校を受講されているとうやさんが、『マリー さんぽにいこっ』(文研出版)でデビューされました。おめでとうございます。

今回、受講中の講座の感想を書いていただきました。

 

熱い仲間がいるよ      とうや あや

 書き始めた頃からずーっと受講したかった、日本児童文学学校。

けれども地方に住んでいる私にとって、東京での連続講座はハードルが高いのです。

それがオンラインになり、やっと夢が叶いました。初めての受講日は、「うわー、こんなすごいことを毎回開催してたんだ!」「もっと早く受講していればー」と、喜んだり悔やんだり。

結局、49・50期と続けて受講することになりました。

 講義では技術的なことから執筆への態度など、大変参考になるお話を毎回きかせて頂きました。今回出版することになった『マリー さんぽにいこっ』では、教えていただいたことを踏まえて何度も書き直しをしました。

 また、書くことで行き詰まっても皆さんとお話しすることで、突破口が開けることもあります。本は出たものの次は書けるのだろうかと不安や焦りもありましたが、皆さんの熱気の渦に巻き込まれ、悩みなど何処へやら。

一歩ふみだす気持ちになってきます。

創作は一人でやるものだとは思っていますが、同じ志を持つ仲間がいることは、とってもすてきです。日本児童文学学校には、熱い創作仲間がいます。

一緒に真剣に児童文学に向き合い、笑顔で修了式を迎えたいです。

2022/06/10

第50期 日本児童文学学校 ⑥

 ぜひぜひ! 児童文学学校!  小野 光子

 

 二回目の参加です。前回は第47期、その後は第70期創作教室にも通わせて頂きました。まさにコロナ禍前、ひとつの教室に集まり、熱気ムンムンの授業であったこと、懐かしく思い出されます。あの時、講師の先生方にお教えいただいたこと、そして、同期の皆さんと今も親しく切磋琢磨させて頂いていることは私のかけがえのない財産であり、創作の羅針盤となっています。おかげさまで2020年には月刊保育雑誌のお話を書かせて頂き、また今年は協会公募の「5分毎に開く恐怖のとびら 百物語 第2期(仮)」に入選することができました。もし今「児童文学学校に参加してみたいけど、どうしよう」と迷われている方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ参加されることをお勧めします。こんなにも贅沢で豊かな学びのチャンスを逃す手はありませんヨ(もちろん、文学学校で学んだあとは創作教室も)。 実は私にも様々な理由で文学学校への参加をためらっていた時期がありました。今ではそのことを深く後悔しています。何でもっと早く決意しなかったのか。万難を排しても行っておくべきだったと。そんな後悔をひとりでも多くの方にして欲しくない。今回再び、講師の先生方の熱い授業、同期の皆さんの熱気に触れ、改めて強くそう思う次第です。児童文学を志す皆さん、ぜひぜひ、児童文学学校へ! そして、創作教室へ! 私も今回もう一度学びなおし、自らの新たな課題へと挑戦していきたいと思います。

2022/06/08

第50期 日本児童文学学校 感想⑤

講座を受講して 山﨑愛

 

私は今年の4月から第50期児童文学学校の講座を受講しています。受けるまでは日本児童文学者協会のことをよく知らず、講座の内容もあまり想像できず、正直な気持ち「ギャンブルかもしれない!それでもこれは何かのタイミングだから受けてみよう!」という気持ちで申し込みました。申し込みを済ませてからは、「4月1日までに作品を提出すれば講評してもらえる」という言葉にのせられて、忙しい毎日のなか苦心しながら作品をひとつ書き上げました。こうして迎えた一回目の講座。慣れないZoomでの受講ということもあってとても緊張してのぞみましたが、始まってすぐに講師の先生のお話にひきこまれました。受講生はプロの作家を目指している人・そうでない人、たくさんの作品を書いてきた人から作品を全然書いたことない人、など様々な方がいらっしゃるようでしたが、そういう受講生すべてに対して、講師の方が誠実に創作について語る姿がとても印象に残りました。私が特におもしろいな、と感じるのは、講師の方々が話してくださる「一つの本がどうやってできあがったか」というお話です。発想の一番最初の種がどこからやってきたのか、どんなアイディアが変形していって最終的なかたちになったのか、編集者の方とのやりとり、挿絵画家さんとのエピソードなど、読者として本を読んでいるだけでは知ることのできなかった裏側の話を聞けるのはこの講座を受けているからだなぁと感激します。

講座のあとの講評タイムでは、受講生の方々の作品について先生の講評と、他の方々の様々な感想が聞けます。これも「そんな読み方があったのかぁ」と気づかされたり、こうするともっとわかりやすくなる、という改善点が聞けたり、とても刺激になります。雑談タイムをいれると全部で3時間弱ぐらいになりますが、とても濃い時間になっていてあっという間に過ぎてしまいます。

月一回の講座の合間には、講師の先生方の本を読んだり、講座のなかで話題にあがっていた本を参考図書のように読んだりしています。これからの講座もどんなお話が聞けるのかとても楽しみです。

2022/06/03

第50期 日本児童文学学校 感想④

書くことの楽しさ  錦織秀佳

 

 文学学校を受講する前は、書くことが辛く、どうしてそこまでして書いているのか、わからなくなっていました。今から思い返すと、きっと、本を出す、賞を獲る。という目的がいつしか重しになっていたからだと思います。

当然、書くことが楽しいという友人の意見に賛同できませんし、書く期限を設けていたので焦りばかりが募り、苦しいばかりでした。

書くことが楽しいと思えたらどんなに素敵だろう。どうしたらそう思えるのだろう。手探りの中で、いろんな書き方の本も読んでみましたが、「書くことの楽しさ」については載せられていませんでした。

 

書くことが苦しいという気持ちが変わってきたのは、第49期の文学学校を受講し終えたあたりからです。

第49期、第50期と、2期連続で受講してもいいのかと気が引けましたが、第一線で活躍されている作家の方々の話を聞きたくて申し込みました。オンライン上で画面越しであっても、作家の方々の生の声を聞くことで、作品に対する姿勢、情熱が伝わってきて、書くことの「楽しさ」をも教えて頂いているように思えたからです。

講師の方々の話に耳を傾けるうち、焦る気持ちから、書くことが楽しいと思えるようになってきました。

これからの目標は、2回目の講師石井睦美先生の講義の中で言われた「自分の中にあるものを自由に書く」、「書くことで書けるようになる」を意識して、できるだけ多く書いて、こうじゃないといけないという先入観にとらわれず、柔軟に考え、表現できたらいいなと思っています。

 わたしの作品を講評して下さった開先生が「児童文学の大きなテーマ」について語られた時、自分の書きたかったものが少し見えたように思いました。開先生の的確な解説と指摘を参考に、改稿して提出したいと思います。

 

また、講評のあとの雑談タイムでは、受講生の方々の疑問に、作家の方々の意見を聞くことでき、講義とは一味違う、学びや楽しみを得ることができました。

 今期も遠方から参加できるようにオンラインとして開講して下さり、スタッフ、事務局の皆さま、ありがとうございました。あと4回の講座を、今からとても楽しみにしています。

2022/06/01

第50期 日本児童文学学校 感想③

学ぶって楽しい  儀武智子

 

 小学校の図書室で、下校のチャイムが鳴るまで好きな本を読んだ楽しいひととき。「もしも、いつかこんなお話を書けたらすてきだろうな」

ようやく子育てのゴールらしきものが見え始めてきた頃、遠い昔にちらりと夢見たことが頭をかすめるようになりました。

我ながら無謀だと思いながらも、なにかしら書いてみようとトライしてみましたが、読むと書くとでは大違い。手も足も出ませんでした。

「小説の書き方指南本」を読んでみても今ひとつピンと来ず、ネットで同様の情報を検索してみても、自分が求めているものとは違う気がしました。小説講座の類も、住んでいる地域には残念ながらありません。そんなときに「日本児童文学学校」開催の小さな記事を新聞で見つけたのです。

私にとって初めてのオンライン講座でしたが、受講当日は事務局の皆さまや先生方のおかげで、戸惑うこともなく参加することができました。

前半の赤羽先生のお話は、プロの方がここまで教えてくださるのかと、背筋の伸びる思いで拝聴しました。「読み手である子供の特性を考える」「思い出ではなく思いを伝える」というのは心にしみる言葉でした。後半の作品講評では、ほかの受講者の方々の作品を読ませていただけたことも、たいへん勉強になりました。しめの先生の講評に、なるほどとうなずいたり必死でメモをとったりと、気づけばあっという間に時間が過ぎていました。講座終了後の雑談タイムも楽しいものでした。学校と名のつく場所を卒業して数十年。何かを学ぶために、またこうして年齢も性別もちがう多くの方々と時間を共有できることをうれしく思いました。地方にいても日本各地の方々とつながれる時代になったんだな、と改めて感じ入りました。

この講座でたくさんのことを学びながら、半年後には小さな作品をひとつ仕上げて、子供の頃の自分に「こんなの書けたよ」と見せてやりたいです。

2022/05/06

ビギナーズコース、大人気

 ゴールデンウィークで、このページを見てくださる人がいるかもと思い、更新しています。

さて、事業部の企画の中でも、最近、とくに人気なのが、実作通信 ビギナーズコースです。

 10月に開始しましたが、それから毎月、申し込み者が増えています。こちらでもこの人気に驚いています。

 この通信講座の特徴は、

①初心者向け、わかりやすいテキストつき 要点がまとまっていて読みやすい!

②年間をとおして、いつでも好きな時期に開始できる

③期間が一年と長い。あせらないで、挑戦できる

などになっています。課題が5つあって、それもクリアしていく形。

五つの課題、あなたも挑戦してみませんか?

・「敬体」(です、ます体)を「常体」に直してみよう。
・「人」ではない、「何か」で場面を書いてみよう。
・物語の続きを考えてみよう。
・「三題ばなし」を書いてみよう。
・オリジナル作品をしあげよう。(原稿用紙10枚)

 

世界でひとつのあなただけのものがたりをしあげるために、がんばってみませんか?

詳しいことは日本児童文学者協会 事務局のほうまで問い合わせください!

2022/05/02

第50期 日本児童文学学校 感想②

 楽しくて、ためになる  稲座さくら

 

 先日、第五十期日本児童文学学校の第一回目の講義を受講しました。楽しくてためになる、期待通りの講義でした。

 私が受講を決めたのは、文章を書くうえで、児童文学ならではのノウハウを知りたい、と思ったからでした。本格ミステリーやら純文学やら、世の中には様々な文芸作品がありますが、児童文学って、読んでいて一番楽しいけれど、実は書くのも一番難しいのでは? と思ったのです。なぜなら児童文学は、書き手の書きたいように書けばいいというものではありません。やはり児童という特殊な読み手に寄り添わなければならない。そのためのノウハウが色々あるはずだ、と思いました。それらを知るには、やはり実際に活躍されている児童文学の作家の先生方からじきじきに教わるのが一番です。

 その期待通り、第一回目の講義では、貴重なノウハウを早くも複数学ぶことができました。「思い出よりも思いを書こう」、「童話では旅は必ず出発点に戻る」、などなど、なるほど、とハッとさせられるものばかりでした。

大人向け文学では、スピード感を出すために十枚の原稿の中に二十枚分を詰め込め、などと言われますが、今回提出作品でそれをした私は、詰め込み過ぎ、と叱られてしまいました。これも児童に寄り添う児童文学ならではの貴重なノウハウで、私にとっては目から鱗、教えてもらわなければ自分では気づけないものでした。

 提出作品の講評は、まず最初に良い点を列挙してくださるので、そんなにドキドキしないですみます(笑)。講師だけでなく、受講生も感想を述べてくださるので、一般読者の視点での評価も知ることができ、とても参考になります。文学学校はまだ始まったばかりですが、楽しい半年間になりそうです。

2022/04/29

第50期 日本児童文学学校 感想 ①

期待以上でした   鈴木由希子

昨年の夏頃から「子どもに向けたお話しを書いてみたい」という思いを持つようになりました。思いは強くなるものの、実際に書いてみると作品を終わりまで書ききることさえ難しく、すぐに行き詰まってしまいました。
創作は他の人から教えてもらうものではないのかな…と思いながらも何かヒントはないかとネット検索をしていたところ、文学学校に辿りつきました。これだ!!ぜひ受講してみたいと、これまた強く思い過ぎて1日早く申し込み、「申し込みは明日からです…」と丁寧にお返事をいただきました。その節は大変ご迷惑をおかけしました。
実際に一回目を受講してみて、私の期待以上でした。赤羽先生のお話し全てが大変勉強になりました。特に「もっともっと」と絞り出すように考えるというお話しは、これから創作を行っていく中で常に自分に問いかけ続けていこうと心に刻みました。
また、講評が初回の1番目となり大変緊張しましたが、しめの先生に温かくも鋭いご指摘をいただき、新たな視点が得られました。書き直しが楽しみです。受講生の皆さんの感想も深く的確で、とても参考になりました。拙い作品を読んでいただきありがとうございます。
画面越しではありますが皆さんと創作について、これからもたくさんお話しをしていきたいです。
最後になりましたが、先生方、事務局の皆様このような素晴らしい学びの場を作っていただきありがとうございます。

 

2022/04/27

第50期日本児童文学学校、開講しました!

昨日、第50期、日本児童文学学校の第一回目が開講しました。

今年は、オンライン開催ですが、みなさん、オンラインの操作もばっちり。

とまどう方もいなく、スムーズにすすめられました。

双方向の講座というよさをいかして、質問もされましたし、懇親会にも多くの方が残ってくれました。

オンラインで二時間半にもおよぶ長い講座です。中にはおつかれになった方もいるかもしれません。

でも、みなさん、目を輝かせ、好奇心をふくらませて、のぞんでいらっしゃるのが伝わってきて、スタッフ一同、気がひきしまりました。

これからの半年間がとても楽しみです。

第一回目は、入門編として、創作へのアプローチとして、わたし、赤羽じゅんこが話させていただき、しめのゆきが、講評を担当しました。

来月、第二回目(5月22日)は、石井睦美さんが、『わたしの創作作法ー絵本、低学年向けを中心にー』と題して話してくださります。

作品講評は開隆人さんです。

また、ゴールデンウィークには、上野の森親子ブックフェスタが、上野公園でおこなわれます。

上野の博物館前の大きな広場のところにブースがでて、子どもの本のセールがおこなわれるのですが、昨年、一昨年はお休みだったこのイベント、今年はやるのです。

児文協もブースをもちまして、参加します。

日本児童文学学校の講評を担当する講師の方々も、サインセール、参加します。

こちらもどうか、よろしく。まだ、予定がないという方がいたら、ぜひ、来てみてください。

子どもの本が、定価より、少し安くかえますし、いろんな作家の方と出会えます。

2022/04/25

日本児童文学学校、準備中です

もろもろ準備中です

いろいろ重たいニュースの多い春ですが、事業部では、4月からの講座の準備を始めています。

先日は、オンライン創作教室が始まりました。今回の升井純子さんは、北海道在住の講師です。

それが、全国の方とオンラインでつながって、創作教室を開催できたって、実はすごいことだったりして!

受講生の中には、沖縄の方もいます。そのうち、海外在住の方が受講、なんてこともあるかもしれません。

 

また、第50期 日本児童文学学校は4月1日までに、28名の申し込みがありました。

作品も多くの方が提出してくださり、先日、会議をして、どの講師がどの作品を担当するかの振り分けをしました。

開講まで一ヶ月をきいていますが、これから受講を申し込むこともできます。

また、一回だけ、ビジターとして受講することもできます。聞いてみたい講師の方がいたら、その方だけ受講するのもよいかもしれません。

こちらも事務局に問い合わせてみてください。ビジターでも大歓迎です。

 

一回目の4月24日日曜日は、わたし、赤羽じゅんこ が、講座をもちます。しめのゆきさんが講評。提出された受講生の作品を読み込んで、アドバイスしてくれます。

受講生とお会いできること、楽しみにしています。有意義で、聞いてよかった!と思える講座にしたいですね。

よろしくお願いします。

2022/04/06