71、学習交流会、総会が無事に終了しました(2022,6,5)
【「無事に」……】
・先週の金・土、5月26・27日ですが、学習交流会、総会が、無事に終了しました。学習交流会はともかく、総会は「無事」がいいのかどうかは微妙(議論沸騰して、〝無事〟ではなかったというのもアリだと思うので)だと思いますが、今回は対面とリモートを組み合わせたハイブリット開催、これは昨秋の公開研究会に続いてですが、その際は専門業者に依頼して配信したわけで、〝自前〟でのハイブリッドは初めてでした。次良丸事務局長を始め、理事の榎本さん、西山さんなどのご協力で、特にトラブルもなく進められたので、確かに「無事に」終了、という実感でした。
・学習交流会は、名古屋大学の内田良さんをお迎えして、ブラック校則の問題などについてお話しいただいたわけですが、一番感じたのは、「事実に基づいた説得力」という点でした。こういう問題は、「ブラック校則なんて、管理教育の極みで、悪いことに決まっているだろう」というふうな発想で、それ自体はその通りでしょうが、それで終わってしまうと思考停止になりかねません。内田さん曰く、「誰も〈子どもを管理してやろう〉などと思って教育に当たっている人はいない」、それがなぜ結果として、管理ということに傾いていくのか、現場の先生や子どもたち自身へのアンケート結果なども紹介しながら、そのあたりの〝からくり〟を解き明かしてくれる感じで、予想以上に「目を開かされた」という思いがしました。
【理事長に再選されたので】
・翌日の総会ですが、今年は役員改正の年度で、まず新理事が選出され、休憩中に行われた第一回理事会で、僕は再度理事長に選任されました。二期目ということになり、このブログも続けさせていただきます。最後の挨拶でも申し上げましたが、僕は歴代の会長・理事長に比べれば、文学的実績という点では恥じ入るばかりですが、取り柄があるとすれば、二十代のころから協会の活動に長く関わってきたという点で、そういう意味で、古い?世代と新しい世代をつないでいく役割があるだろうと思っています。ただ、前例主義というか、「今までがこうだったから……」という考え方は嫌いなので、変えていくべき点は(むしろ昔を知っている点で、変えていきやすい立場でもあると思うので)積極的に変えていって、これからの協会の活力に結びつけていければと、念じています。
どうか、会員の皆さんからの積極的なご提言をお願いする次第です。
【明日から】
・さて、今度の学習交流会、総会もそうだったわけですが、6月に入り、コロナの状況自体はまだ予断を許しませんが、いろんなことが〈解禁〉された感じもしています。僕は、明日から仙台、南三陸と二泊三日の小旅行です。これは兄弟の集まりで、僕は六人兄弟の一番下ですが、長兄は亡くなり、今は五人。ほぼ毎年、一年に一度その集まりを持っていましたが、コロナで途絶えていて、三年ぶりになります。五人のうち二人が仙台在住なので、こういう設定になりました。
僕はここ二年でも、仕事で北海道や名古屋方面、そして山口の防府(那須家)には行きましたが、東北はまるまる三年ぶりくらいでしょうか。18日には、これも三年ぶりにあきた文学資料館の会議で帰省することになっていて、特に震災から11年を経過した南三陸に行くのは楽しみにしています。その報告は、次回になります。