【パソコンのトラブルで……】
・前回は、機器の不調というか、ブログ更新のページがなぜか開けず、休載という次第になり、その旨のお知らせのみになりました。それで、ブログ登録のためのURL(という用語でいいのかな?)を、改めて事務局から送ってもらうよう次良丸さんに頼み、その前に「念のため」と思って、今ある登録用のページを開いてみたのですが、あら不思議、あれほど何度やってもダメだったのが、ちゃんとそのページに入っていけるではありませんか。パソコンは、時々、こういう訳の分からないトラブルの時がありますね。
でも、多分、理由はあるのだと思います。少し前に、メールを打とうとして、左上の方に、なんというか、ランプがつくように、ポポポポという感じで四角いマークが出てきて、メールを打ち込めなくなる、というトラブルがありました。他のこともあり、いつもパソコンの修理などをお願いしている方に来てもらったのですが、理由は分かりません。
その時、彼がふと、僕が画面の下のメールのアイコン(でいいのかな、インターネットとかワードとかのマーク)をダブルクリックするのを見て、「藤田さん、そこは一回クリックでいいんです。もしかして、メールのアイコンをダブルクリックしているせいかもしれません」と言いました。ダブルクリックだと、メールが2回立ちあがってしまうことになり、それがもしかして上記の症状の原因かもしれないという訳です。「確かではありませんが……」と言って帰りましたが、その後一回だけのクリックにするようにしたら、確かに前のようなことがなくなりました。文書などを呼び出すときはダブルクリックなので、ついその癖が出ていたのだと思います。さすがプロだなと思いました。
【児童文庫の書き手のことなど】
・で、前回の「お断り」に書いたように、昨日(15日)は、総会前の最後の理事会でした。今年度は役員改選のない総会ですから、二年の任期の半分がすでに終わったことになります。
この2022,23年度で協会としては初めてのことですが、それまでの「活動方針」というのがなくなりました。なにか「作文」のための活動方針という感じで、それが実際の活動に活かされていないのではないかという反省からでした。代わって、前期の2年間の活動の「総括文書」というのを作りました。前期の総括だけでなく、そこから今期の活動の具体的な課題を引き出そうというものです。この文書は、昨年の会報112号(7月の総会報告号)に載っています。そこでは、「次期に向けた課題」として、5点があげられています。この中では、3の協会としての「発信」の強化という課題に関して、ホームページの改修や、4の那須さんの著作権管理の仕事など、まずまずこの一年で進んできたこともあります。一方、ほとんど手付かずだったのが、2の「会員拡大と機関誌の普及」です。
・これについては、書き出すときりがありませんが、機関誌については、今年度から、いくつかの雑誌に広告を出すなど、「打って出る」取り組みをしようということを、昨日の理事会でも話しました。そして、「会員拡大」という点に関して、ここ数年、僕が気になっているのは、児童文庫の書き手のことです。
講談社の青い鳥文庫、角川のつばさ文庫、集英社のみらい文庫に加えて、ポプラ社のポプラポケット文庫などの児童文庫が、子どもの読書の中で大きな位置を占めているのは、書店に行けば一目瞭然です。少し(でもないか)前までは、「若女将」シリーズの令丈さんとか、「黒魔女さん」シリーズの石崎さんとか、ハードカバーの児童書も書く人が「児童文庫も」書くという感じで、書き手がまずまず見えていました。しかし、今は初めから書下ろしの児童文庫でデビューする人が大半で、僕などはそうした作品をほとんど読んでいません。
・そうしたことを改めて感じたのは、『日本児童文学』5・6月号の「子どもの文学この一年」の特集で、編集長の奥山さんを含め5人の評者で、昨年の児童文学を振り返っています。この中で、今まで以上に、書下ろしの児童文庫の状況が話されていて、僕はとても勉強になりました。少し読んでみなければとも思いましたが、こうした書き手を協会の会員の対象として考えていくのかどうか(僕は当然考えていくべきと思いますが)、そうした書き手たちとどうつながっていくのかということが、協会の将来にとって避けて通れない課題だなと、改めて考えさせられた次第でした。
学習交流会、総会まで、あと一週間余り。実は、今日も結局事務所に来て、これを書いていますが、今度の新人賞受賞者の鳥美山さんが秋田在住の方なので(つまり、僕と同郷になるわけで)、贈呈式をニュースに流したいということで、秋田のテレビ局から取材の申し込みも入っていました。 リアルでもリモートでも、一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。