藤田のぼるの理事長ブログ

総会報告2

【文学賞贈呈式・パーティー】

さて、学習交流会は参加者大満足で終了。1時間余りの時間をおいて、贈呈式が開催されました。以前は神楽坂の出版クラブ会館で行われ、参加者は150名位でした。それが「報告1」で書いたように、金曜日に移してから、出版社関係のお客様が増え、また学習交流会が盛況ということもあり、続いて行われる贈呈式への会員の参加も多くなり、近年では200名前後の規模になりました。それもあって、中野サンプラザの一番広いパーティー会場での開催となっています。

ということで、今年も贈呈式はとても盛況でした。以前は贈呈式も含めて、全体を立食形式でやっていましたが、贈呈式が45分から1時間近くかかるので(協会賞・新人賞・三越賞に加えて、長編新人賞などの公募賞の表彰式もあります)、その間立っているのはつらいものがあります。そこで、今の会場になってからは、贈呈式は椅子を並べ、終了後に急いで椅子をどかし、後半のパーティーに移るという形にしています。例年は、後半のパーティーの冒頭で、関連団体代表の方にご挨拶をいただき、出版社代表の方に乾杯の音頭をお願いするのですが、今年はせっかく名誉会員の森久保さんがいらっしゃることでもあり、お二人にご挨拶をいただき、森久保さんにお祝いの乾杯のご発声をお願いしました。受賞者の皆さんにとっても、うれしいことだったと思います。

【武鹿さんへのインタビュー・ちょっと裏話、やや手柄?話】

当日ご参加の方は、入口の所に掲示した新聞記事をご覧になったかどうか、今回協会賞を受賞された武鹿悦子さんへのインタビュー記事が掲載された前日の京都新聞のコピーでした。各地方紙にも掲載されたと思うので、日付はさまざまでも、ご覧になった方も多いと思います。

文学賞が確定する4月末あたりに、選考結果を新聞各紙に送るわけですが、少しして共同通信の奈良支局から電話がありました。支局長の黒沢さんという方が、武鹿さんが奈良県在住ということで、インタビューしたいという話だったのですが、その黒沢さんはかつて(もう20年以上前ですが)僕が共同通信配信で毎月子どもの本の時評を書いていた時の担当記者で、近年は文化部長を務められていたことは知っていました。部長を辞め、定年前に希望の任地で過ごせるという慣例があるようで、初任地でもある奈良にいるというのです。それで、武鹿さんの経歴を見ると、大分ご年配のようだが、インタビュー大丈夫だろうか、という確認?の電話でした。(会員名簿にもちゃんと記載されているので書きますが、1928年生まれでいらっしゃいます。)もちろん、まったくOkと答えたわけです。

後日、また黒沢さんから電話があり、インタビューが無事済んだこと、いろいろおもしろい話をうかがえたけれど、紙面の関係で、そのほとんどを生かせなくて申し訳ないというような、報告の電話でした。僕からは、できれば贈呈式の時に皆さんにお見せしたいので、その前に掲載されるよう配慮してほしいとお願いし、なんとかぎりぎり間に合ったという結果でした。その電話の時におもしろい?話があり、インタビューの際、ホテルのロビーとかで待ち合わせたのだけれど、しばらく気がつかず、失礼してしまったというのです。つまり、経歴で見ていたご年配の女性をイメージして待っていたので、あまりにその年代には見えず、わからなかった、という話でした。

なお、武鹿さんは、今回、同じ詩集で日本童謡賞を、また新人賞の有沢佳映さんも今年が最後という椋鳩十賞(こちらは、読売新聞がインタビュー記事にしてくれました)とのダブル受賞でした。おめでとうございました。ということで、いったんここで切り、次でやっと総会報告ということにさせていただきます。

 

 

2014/06/22