藤田のぼるの理事長ブログ

1、総会報告と理事長就任の弁(20,6,10)

【ウエブ総会が無事に終了】

◎5月30日(土)、協会にとってはもちろん初めての試みでしたが、例年の定時総会を、今年はウェブ会議の形で開催しました。一般社団法人として、毎年必ず決算や予算、事業計画などを総会で決定、承認することは定款で定められており、「今年は都合が悪いからやりません」という選択肢はなかったわけです。とはいえ、コロナの関係で、今年度については、延長や文書での開催などもOKということは、総理府から示されていました。

 児文協としては、3月頃の時点では、会員の方には無理に出席していただかず理事を中心に集まって、後は委任状で総会を成立させるというパターンを考えていました。しかし、4月に入って理事が集まること自体もリスクが小さくない(なにしろ僕も含めて“高齢者”も多く)という状況になり、極端な話、事務局でごく少人数で開催してあとは委任状という形式も考えましたが、このあたりから文学賞の選考委員会や理事会をウェブ上で開く試みがまずまずうまくいったので、総会もウェブ会議で開催してみては、という話になりました。

 とはいえ、実際にどの程度の方が参加してくださるだろうかという懸念もあったわけですが、蓋を開けて見ると80名を越える参加申し込みがあり、むしろ例年の総会よりも多い数になりました。ただ、そうなると今度は、その人数でのウェブ会議が果たしてうまくいくかどうかという心配が出てきて(それまでは数人か精々20人程度まででしたから)、当日の開始を迎えるまで、「大丈夫だろうか」という思いがぬぐえませんでした。

◎結論的には、とても大丈夫だったわけで、北は北海道の三浦幸司さん、升井純子さん、南は沖縄の新垣勤子さんまで80人近い方が参加され、「こういう形なので参加できた」「来年からも、こういう形を考えてください」という意見も出されたほどでした。とはいえ、この人数ですから、実際に画面に登場し、ご発言いただいた方は限定されましたが、ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました。そして、このウェブ総会を準備するに相当のエネルギーを使った事務局長の次良丸さん、情報ネットワーク部の榎本さん、そして議長を務めていただいた西山さん、大変にご苦労様でした。

◎総会の報告は、7月初めに発行の会報で詳しくなされますが、ここでは役員交代についてご報告しておきます。今回の総会で、前期の理事のうち内田麟太郎理事長を始め、一色悦子、中川なをみさん、原正和さん、濱野京子さん、山崎玲子さんの5人が退任されました。4年間理事長を務められた内田さん、本当にご苦労様でした。仕事の分野でも人間的にも幅の広い内田さんのおかげで、大分児文協のイメージアップが図られたと思います。また、一色さんは数少ない支部出身の理事として、組織部、会報部、子どもと平和の委員会などで力を発揮していただきました。中川さんは、今関信子さんと共に関西センターの立ち上げに尽力されました。原さん、濱野さん、山崎さんは、また立場を変えて、協会の仕事を続けていただけると思います。そして、今回は河野孝之さんが理事に復帰され、指田和さん、しめのゆきさん、東野司さんの3人が、新たに理事に選出されました。

なお、監事は2名のうち真鍋和子さんが今回退任され(間中さんは再任)、新たに山口理(さとし)さんが就任されました。真鍋さんは理事の時期も含め、長く役員を務めてこられました。新監事の山口さんはウェブ会議で、愛犬と共に就任のあいさつをされました。

【藤田が新理事長に選出されました】

◎そして、総会の途中で第1回理事会が開かれ(といっても、これもウェブ上ですが)、僕・藤田のぼるが新たに理事長に選出されました。僕は長く事務局長、そして副理事長を務めてきましたが、組織のトップである理事長というのはいかにも似合わないという自覚はあるのですが、この状況の中でそうも云っておられず、自分で言うのもどうかと思いますが、「実務型」の理事長として、僕なりに関わっていければと念じています。その手始めというか、事務局長時代にこの場で「事務局長ブログ」という形で発信していましたが、今回から「理事長ブログ」と看板を変えて、協会の今をめぐるあれこれや、時には児文協の“昔話”などもお伝えしていきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

2020/06/10