藤田のぼるの理事長ブログ

2022年11月16日

86、旅に出てきます(2022,11,15)

【一日遅れになりました】

・14、15日と、打ち合わせや会議があり、協会事務局に出ていたので、一日遅れになりました。その前、13日の日曜日、5回目のワクチンを打ち、今回初めてファイザー社だったのですが、副反応はまったく、といっていいほどなく(その日の夜にロキソニンは飲みましたが)、無事でした。  

 協会では、一週間前の土日、宇都宮セミナーがあり、僕は新美南吉童話賞の選考と重なり、参加できなかったのですが、きむらゆういちさんの講演会、翌日の分科会も含め、とても中味の濃い、いい集まりになったようです。スタッフの皆さん、ご苦労様でした。

【20日から、“旅”に出ます】

・さて、今度の日曜日に僕は仙台に向かいます。児童文学学会の研究大会のためで、本来なら一日目の19日から行くのですが、今回は“その後”があり、自分の出番のある二日目の20日に向かいます。 出番というのは、二日目の午後に行われるシンポジウム「現代児童文学をいかに歴史化するか~資料の保存・活用の方策を考える~」のパネラーとして、話をします。資料の保存といったテーマのシンポジウムというのは、多分初めてではないかと思いますが、僕がパネラーに指名されたのは、協会の資料集の編纂に当たったからで、併せて、個人誌を発行しながら「現代児童文学史」を書いている、ということもあると思います。

・なので、その二つの話をしようと思っていたのですが、ここ一、二年、僕は妙に「資料」との出会い、というか、考えさせられる事態に直面していて、ひとつはこのブログにも書いた、黒姫童話館で「八郎」原稿を始めとする斎藤隆介資料を目にしたこと、そして今年度になって、著作権遺贈を受けて那須正幹さんの資料の整理を始めていること、さらにこの著作権管理ということと関連して、以前に協会が窓口となっていた新美南吉関連の資料についても、まとめなければならなくなったことなど、物事は重なる時には重なるものだなと、感じています。発言の持ち時間が20分なので、全部しゃべるのはどう考えても無理があるのですが、こういう機会に簡単にでも触れておく意味はあると思うので、なんとか項目だけでも、話したいと思っています。

【そこから北海道に】

・僕は例年のことですが、11月下旬に、児童文学ファンタジー大賞の授賞式で、小樽に行っています。主催している絵本・児童文学研究センターのセミナーの中で、授賞式も行われるのですが、今回は結局受賞者なしに終わりました。ただ、今年でこの賞も終わりということもあり、セミナーに呼んでもらいました。これが23日です。

 ということで、仙台から帰って、すぐまた北海道に向かうというのもムダな感じがし、この機会に、仙台から新幹線で北海道に行こうと考えました。北海道新幹線に乗るのは初めてです。20日は、仙台の姉の所に泊まり、翌日新幹線で函館に向かい、一泊。そして22日に小樽に行き、二泊します。合わせて四泊五日になるわけで、こんなに家を空けるのは、何十年か前にアジア児童文学大会に参加するため韓国に行った時以来のような気がします。晩秋というより、初冬の東北・北海道を満喫してこようと思います。次回は、その報告になるでしょうか。

2022/11/16