藤田のぼるの理事長ブログ

台風お見舞い申し上げます

【台風お見舞い】

心配された台風18号、学校などが休みになった関係か、朝の電車はとても空いていました。東北、北海道はこれからが心配かもしれませんが、東京はお昼頃から好天となりました。

台風といえば「秋」というのが僕らの季節感ですが、この頃は結構「夏」という感じもありますね。協会創立50年の時だったと思いますから、もう20年近く前ですが、初めて沖縄でセミナーをやった時のこと、時期は5月でした。この時「台風1号」がやってきて足止めを食い、木暮正夫さんと二人でもう1泊したことがありました。沖縄の方たちも、「1号」がやってくるなんて初めてということで、思えばその頃から季節感がおかしくなりつつあったのかもしれません。総会が一週間後でちょっとあせったのですが、おまけの1泊の泡盛もなかなかおいしかった覚えがあります。

【東京オリンピックの話】

話はガラッと変わりますが、1964年10月の東京オリンピックからちょうど50年(しかも6年後に2度目のオリンピック)ということで、このところオリンピックの話題をテレビなどでよく見聞きします。以下、私的な思い出になりますが、1964年といえば僕は中学3年生でした。その時代をバックにして、やや自伝的な作品『錨を上げて―ぼくらのブラスバンド物語』という作品を書いているのですが、僕は「日本で一番下手」かもしれない秋田の中学のブラスバンドで、棒を振っていました。そのせいもあるでしょうが、東京オリンピックで一番印象的なのは、開会式。ここで古関裕而作曲の「オリンピックマーチ」が流れたことです。田舎の少年は「行進曲」などというのは、すでにできているもので、外国人が作るもの(スーザとか)という思い込みがあったのですが、これが日本人の手で今作られた曲なのだということに、ひどく感動しました。6年後はどうなのでしょうか。「情報」の渦の中にいる子どもたちが、オリンピックのなにを心に受け止めるのか、興味深いところです。

【次の「日本児童文学」はスポーツの特集です】

オリンピックとは無関係でしょうが、次の『日本児童文学』11・12月号は、スポーツと児童文学の特集。今回は「マイナーなスポーツに光を当てて」ということで?、スポーツとはあまり縁のない(野球のロッテの大ファンということはありますが)僕と、僕以上に縁のなさそうな細谷建治(でも、子どもたちがミニバスをやってたかな)の二人が評論を書いています。スポーツといえば、やはりマンガ。僕らの世代で懐かしいのは、ちばあきおの「キャプテン」で、ネットカフェに行ってもなく、探したら豊島区の某図書館に全巻そろってたので、ウン十年ぶりに読み、懐かしかったです。評論はともかくとして、募集したスポーツが題材の短編なども掲載されるので、乞・ご期待です。

このブログ、なにやらようやく一か月に1回の更新で、面目なし。多少私的なネタも交えさせていただきつつ、もうちょっと更新できるように努め?ます。

2014/10/06