講座ブログ

2022年7月7日

第50期 日本児童文学学校 感想 ⑨

参加してよかった!  黄木 千容子

 

 東京で開いていた日本児童文学学校が、オンラインで開校しているから受けてみてはどうかと紹介を受けました。地方に住み、仕事をして子育てをしている私にとっては、東京であればなかなか難しいですが、オンラインであれば何とかと、思い切って申し込みをしました。緊張しつつ、よい機会だと感じました。

 これまでに3回受講をしましたが、実際に講義を聞きくと、ナーバスな緊張はあっという間になくなりました。そして背筋が伸びるような、気持ちのよい緊張へと変わりました。講師の先生方はどの方も熱心に、内容の濃い話をしてくれました。またオンラインに関しても、ただTVを見ているような感覚ではなく、先生が私たち受講生に向けて話をしているのだと、しっかり感じることができました。

どの講義も大変勉強になります。先生の考え方、大事にしていること、プロになるために必要なこと、物語を作る過程の話など、私たちが聞きたいような内容を、エネルギーをもって伝えてくれます。これまでに講義をしてくれた赤羽先生、石井先生、中川先生、どの先生のお話も、その先生がもつ人柄や雰囲気などが画面越しでも感じられ、大変引き込まれる講義でした。

講義だけでも十分満足するものでしたが、さらにありがたいことに、最後には質問時間を設けてくれています。内容の濃い講義を受けて、もっと聞きたい、もっと教えてほしいと思うようなことがどんどんと浮かんできますが、それをご本人に直接聞くことができるのは本当にありがたいです。そしてどの先生も、質問した内容に真摯に向き合って答えてくれます。先生と直接話ができる、まさに夢のような時間です。

 後半は、受講生の作品の講評の時間です。受講生の作品もバラエティー豊かに、自分の考えないような作品がたくさんあり、毎回良い刺激になっています。自分が書く際にも活かすことができるので、他の作品の講評を聞くのも大変参考になります。

 そして、自分の作品が講評される喜びは、やはり格別だと思います。講評される前、私はセルフダメ出しをして、とてもナーバスになっていました。迎えた講評では、受講生とともに、高田由紀子先生に講評をしていただきました。改善点を指摘してもらいながらも、よかった点もたくさん伝えてもらいました。その時の私は、読んでもらえることはこんなにも

嬉しいものかと、まさにお祭り騒ぎという心境でした。自分の作品を読んでもらい、さらに感想をいただけることは、とてもありがたく、たいへん嬉しいことだと、改めて実感しました。

 毎回メモを取りながら受講をしていますが、振り返る度に、作品を書く上で大切なことへの理解とともに、書くことへのエネルギーが呼び起されます。これからの講義も大変楽しみにしながら、この講義を通じて、私自身魅力ある書き手になっていきたいと思います。

この度は、大変よい機会をいただきまして、本当にありがとうございます。

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2022/07/07