ともに学び、ともに成長を(しんや ひろゆき)
はじめまして。しんやひろゆきと申します。
協会に入会させていただいてまだ二年と少しですが、新事業部長の後藤みわこさんにお声をかけていただき、今期事業部員を務めさせていただくこととなりました。
よろしくお願いいたします。
でもその前に、しんやひろゆきって誰やねんて話ですよね。というわけで、簡単に自己紹介をさせていただきます。
高校二年生のときのこと、とある受験雑誌の小説の賞にひっかかり、調子に乗って小説家を志したのが創作の道を歩み始めたきっかけでした。
以来ウン十年、細々と書き続けています。
児童文学を目指し始めたのは大学生のときで、当初の予定では学生の間にデビューし、そのまま専業作家になるはずでしたが、当然そんな甘い世界ではなく、とりあえずはという気持ちで、公共図書館の司書として働き始めました(結局定年まで勤め上げることになりました)。
働きながらもこつこつと書き続け、ようやく自分なりに納得できるものを書けたのが二十九歳のとき。早速某新人賞に応募しましたがあえなく惨敗。
数年寝かせましたが、久々に取り出して読み返すとやっぱり面白いやんということで、再度書き直し、今度は児童書の出版社に持ち込みました。
幸いにもそれが編集者の目にとまり、数年後にデビューを果たすことができました。
その後は遅々たる歩みを続け、協会新人賞や協会賞の候補にあげていただいたりもしましたが、これまできちんと児童文学の創作方法をきちんと教わったことはなく、ずっと自己流でやってきました。
二年前に図書館を退職し、ようやく書くことに専念できる環境となり、あらためて一から勉強というつもりで当協会に入会させていただきました。
それを機にあらためて機関誌やホームページを拝見し、たくさんの講座が協会内にあることを知りました。
そして、若いときからこうところで修行を重ねていたら、遠回りをせずに済んだかもと、今更ながら思いました。
こんな私が今回児童文学学校の作品講評を担当させていただくこととなりました。どんな作品に出会えるか今からワクワクしています。
ぜひこの機会に受講いただき、ともに学び、ともに成長していきましょう。