講座ブログ

2022年9月27日

第50期 最優秀作品、決まりました!

9月25日は、第50期日本児童文学学校の最後でした。

今回は、村上しいこさんと、あすなろ書房の山浦編集長ともりだくさんの講義でした。

まず、村上しいこさんの話は、すぐに引きこまれました。語り口がおもしろいのですが、深い。創作のなんたるかが、端々に語られていて(さりげなくです。感じ取ってください)聞き入ってしまいました。けっしておしえこむという感じてなく、楽しそうに様々なエピソードを話してくれるのですが、その中にちゃんと作家らしさがあふれています。

また、創作で気をつけている十箇条なんてのもおしえてくれたんですよ。

なんて、親切!でも、これを聞いたからって、すぐに書けるようにならないってのも、また、創作ですよね。

でも、みなさん、必死でメモしていました。スタッフたちも!

最後、時間が押してしまって、用意してきたことすべて話しきってもらえなかったことが残念。ほんと、村上しいこさんにも申しわけなかったと思っています。

村上しいこさんといえば、講談社児童文学新人賞の選考が終わったばかりだったようで、そんな忙しい中、時間をさいていただいたこと、感謝したいです。

 

そのあと、あすなろ書房の山浦編集長登場です。

事務局まできていただいて、わたし、赤羽じゅんこがインタビューする形で話していただきました。

よい本とはの、原点になるような話から、児童文学の現状までわかる講座になりました。山浦編集長、かざりのない、真摯な言葉ではなされたのが印象にのこりました。

よい本と売れる本とはちがうのか? みたいな、本来なら編集長さんなら答えにくい問いまでぶつけてしまいました。

建前でなく、山浦編集長らしい返答をしてくれました。あすなろ書房の魅力がここにあると感じました。

昨今は、テクニック論がもてはやされる中、最後に、本のよさを確認できるような講座ができて、ほんとうによかったと思っています。

 

そのあと、修了式もおこないました。

今回、最優秀作品に選ばれたのは、ペンネーム 月野曜さんの『うまれ変わり会議』でした。

また、優秀作品は、錦織秀佳さんの『石と意志』でした。

おふたりとも、おめでとうございます。

最優秀に選ばれた作品は、機関誌日本児童文学3,4月号に掲載します。

 

 

そして第50期のみなさん、おつかれさまでした。創作グループができたとうのが、希望です。心から応援したいと思います。

また、口うるさい部長にめげることなくついてきてくださったスタッフにも感謝です。

さて、赤羽はこれで事業部の部長は任期満了、後藤みわこさんにバトンタッチします。とはいえ部員として残ります。うるさくしないよう、気をつけます。

これからも事業部はさまざまな企画をしていきますので、どうかよろしくお願いします。

 

また、村上しいこさん、山浦編集長の話が聞きたい方は、有料ですが見逃し配信があります。

日本児童文学事務局まで(有料ですが)確認してください。

 

 

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2022/09/27