講座ブログ

2022年9月10日

第50期 日本児童文学学校 感想⑯

作品を書く力   北里 浩 

 

児童文学講座受講は2度めだ。前回は38期。続けて創作教室にも通った。創作教室の3月最終日は東日本大震災のため5月に延期となった。

私が児童文学講座と創作教室で提出できたのは2作品。毎回出せず、もっと通いたかったが、旅費や休みが足りずに難しかった。

その後も九州で開かれる講座の合評会にいくつかの作品を書いた。

今回受講を決めたのはオンラインだったからというのが一番大きいが、もうひとつは作品を書くきっかけにしたかったというのがある。

よりよい作品を書こうと読書は続けてきた。童話の書き方的な本、参考書など読んできて、ふと気づいたら1年11ヶ月書いていなかった。

児童文学講座、創作教室参加からすでに10年以上経過した。僕の周りでも、いろいろなことがあったが、振り返ってみればあっという間だった。

えっ、もうこんなに経っちゃったのって感じ。

講座に登壇される先生方は今まさに書いておられる現役の方々で、これからも書き続けられる意志を持たれている方だからこそ、それぞれの言葉には説得力があった。

先生方のそんな熱意と、講座に参加され作品創作に興味がある点で同じ方を向く、いわば仲間の皆にも刺激を受け、引きずられるかたちで久しぶりに講座終了のための提出作品を書き、今回、児童文学講座関連での3作品目を提出することができた。

それぞれの人生にそれぞれの事情があり、生きるためにしなければならないことは他にもたくさんある。それにしては人生はどう考えても短い。与えられた時間のなかで、いかに作品を書き上げていくか、それもその人の作品を書く力に含まれるのかもしれない。

数年来、構想している作品がある。与えられた時間が尽きる前になんとしても完成させたいと思っている。

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2022/09/10