講座ブログ

2022年09月7日

第50期 日本児童文学学校 感想⑮

子育て中に見つけた新しいしあわせ 谷口香織

 

この講座に申し込んだのは、息子が1歳になった頃。育休期間の半分が過ぎ、復職前に久々に何かに打ち込んでみたい、と思ったのがきっかけです。どうせやるのであればかわいい盛りの息子の成長とリンクするようなものはないかな…と考えたときに、幼少時代は絵本の虫だったことを思い出しました。不思議なことに、大人になって読んだ本よりも、子どもの頃に読んだ本のほうが、読んだ時のワクワクドキドキ感や学びもあわせて記憶に残っている気もして、そんな作品が書けたらいいな、と思いこの講座にたどり着きました。

 

講義では、先生方が作家になるまでの経緯や、作品を書く際に大切にされていること、研鑽のために続けていらっしゃることなど、すぐに参考にしたい貴重なお話が伺えます。さらに「こんなことまで?!」という突っ込んだ質問まで答えていただける、先生方の熱意にも感激してしまいます。

 

また、他の方の講評作品や感想の中では、自分にはない視点や発想、表現にたくさん出会うことができ、毎回とても勉強になります。それだけに、8月に講評を受ける立場としては、5か月間気が気ではありませんでした(笑)。ですが、当日は温かいご感想に胸がいっぱいになり、先生には、何をどうしたら良いのかモヤっとしていたところを、あまりにも的確でわかりやすいアドバイスをいただけて、こんな自分でも、続けていけばもっと良いものが書けるかも…と思えるような、夢のような時間でした。

 

オンラインでも、コミュニケーションを多くとっていただける講座の中で、先生方や受講生の方々の人となりを垣間見れた気持ちになることもあり、あと一回で終わってしまうことをさみしく思います。そんな中、同期の方の呼びかけで、「50期の会」なる同期会が発足しました!今後もこんな風に楽しく切磋琢磨できる環境の中で、いつか自分の作品で息子を笑顔にさせられたら…と願いつつ、しあわせな時間はまだまだ続きそうです。

 

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2022/09/07