第47期日本児童文学学校にかよわれた、五十嵐尚子さんがJXTG童話賞で優秀賞をとられました。おめでとうございます。
五十嵐尚子さんは楽しそうに積極的に発言され、合評をもりあげてくれました。JXTG童話賞のサイトはこちらから見られます。 (赤羽じゅんこ)
読んで書いての一年で 五十嵐尚子
児童文学の世界に飛び込んだのが昨年9月。それまで教育産業にいたこともあり、子供の世界がなんとも好きだった私は、そこにい続けたいという思いで始めたことでした。
けれど文学が門外漢な私は、いざ書くとなると、どこから手をつけてよいかわからず、まずは1日2冊ずつ本を読みつつ、短編を書いてみたり。それでも原稿用紙の使い方も怪しかった私は、どこかで習う必要を感じていました。
そこで年明け二月から二ヶ月間、創作教室へ。
そこでモチベーションが一気に跳ね上がりました。プロを目指す方も多く、皆が本気で書いていたのに影響されたのです。そして同時に、自分の文学への基礎の無さを実感し、四月からは文学学校へ。
文学学校時代は、合評や本の紹介を通し、とくに「読み方」を習えました。ひとりで読んでるうちには気付かない視点や切り口を、いくつも教えられました。
そんなふうにこの一年、読むか書くかばかりの毎日でしたが、そのおかげか、なんとこの度、JXTG童話賞で優秀賞を頂くことができました。
ある先生が「読むことと書くことの千本ノック」という言葉を使っておられましたが、私はこの言葉が大好きです。今後もまさにその心意気で読書を続けながら、次は長編を書くことにチャレンジしてゆきたいと思います。