講座ブログ

創作教室 

創作教室は最大17名の受講生が作品をもちより、月に二回も合評していく熱い教室です。現役の作家が直接、おしえてくださる人気教室で、たくさんの作家が育っています。

定員になったら〆切りますので、申込はお早めに!

今回は創作教室にかよわれ、その後、デビューされ活躍されている田部智子さんに、書いていただきました。



すべての始まり・創作教室
田部智子

 

 お昼過ぎ、わたしは神楽坂のビルのエレベーターを昇っていきました。これから「第41期創作教室」に初めて参加するのです。心臓をバクバクさせて事務所のドアを開けると、受講生ふたりが机で談笑しながら、サンドイッチをパクパク食べていました。なんて堂々として、業界慣れした人たちなんだ! 一気に腰が砕ける思いでした。

 サンドイッチを食べていたひとりは濱野京子さん。2期目の受講ということでしたが、この人がめっぽう上手い! プロじゃない人でもこんな作品を書くんだぁー。この世界半端じゃないかも……。そう思い知らされた初回でした。でも、できるだけ作品を提出してがんばろうと心に決め、結局それから3期受講することに。

 受講生はそれぞれに個性的な人ばかりでした。サンドイッチを食べていたもうひとり、佐藤佳代さんはストーリーテラー。テンポよく自在に物語を綴っていきます。落ち着いた雰囲気のにしがきようこさんは、自分の幼少期の体験を元に、心のひだを感動的に描写できる人。濱野さんのリードで、わたしを含めた4人はのちに「あほくさ」というユニットを結成。励ましあって次々にデビューできたことは、本当に幸せでした。

他の受講生たちとは、「ランチュウ会」を結成。10年以上活動を続けています。

 お世話になった5人の講師の先生方とも、いまだに何らかの形でつながっています。ほめ言葉(は、あんまりないか)と遠慮のない苦言の数々。でも、どこかの塾のキャッチフレーズではないけれど、それこそ「親身の指導」だとよくわかりました。講師それぞれの見方が違うので、余計に多くのことを気づかせていただいたものです。

 一生の恩師と、友人と、ライバルをいっぺんに手に入れたいと思ったら、ぜひ「創作教室」のドアを叩いてみてください。

 いえいえ、これは誇大広告ではありません。本当にホントの事なんですよ(笑)!!

 

2019/01/20