第49期 日本児童文学学校の優秀作品をとられた作者に、喜びの言葉を書いていただきました。おめでとうございます。
これからの活躍を期待しています。
最短で最強の半年間 小山麻子
このたびは「ズーヨガ」を第49期優秀作品に選んでいただきありがとうございました。
ここで正直に白状します。
大変お恥ずかしいのですが、私が児童文学者協会の存在を知ったのは開講直前の3月でした。児童文学を書きたく、学べる場を探していて、ネットでたどり着きました。申し込みをしたのも締切間近だったと思います。なんとか開講には間に合ったものの、事前の作品提出は出来ませんでした。
4月の第一回講義で、田部智子先生の「創作のアプローチ」を受講し衝撃を受けました。第一線のプロの作家でありながら、余すことなく実践的なノウハウを教えてくださることに。柴犬を飼っている私は「いつか私も田部先生のように動物が生き生きとしたお話を書きたい!」とささやかな目標設定をしたのもこの時です。
提出作品のレベルの高さも驚きました。同期の中には、何年も執筆活動をしていたり、賞への応募にも積極的に挑戦をしたり、すでに童話を世に送り出している仲間もいました。大変刺激になる一方、何もしていない私には恐れ多く、参加していて大丈夫なのかと焦りました。
ただどの回も講師の先生方の講義が大変素晴らしく、何も知らない私には毎回染み入りました。
講義後の座談会でも、気軽に質問や意見交換をする場があり刺激になりました。無知な私には質問すら出来ず、仲間の質問と先生の回答を聞くだけでしたが、魅力的な先生方と直接やりとりできる和やかな雰囲気が大好きでした。
児童文学を書かれる人の共通点でしょうか、どの先生方も皆揃って生徒想いで、穏やかで、ホスピタリティ溢れる優しさが画面越しに伝わってきました。
全てZOOMでの参加でしたが、出不精の私には良かったのかもしれません。コロナ禍で試行錯誤の開催だったと思いますが、毎回全力で生徒ファーストな講義を作ってくださった先生方と事務局の皆様に感謝の気持でいっぱいです。
毎回、本当に充実していて楽しかったです!
童話を書いたことのない方、講座を受講しようか悩んでいる方、大丈夫です。児童文学学校で学ぶことは、最短で最強の近道です。じっくり半年間、一から学べる学校は他にはありません。
一歩踏み出せば、半年後に見える景色は確実に変わります。私がそうでしたので自信を持ってそう言えます。
私もまだ始まったばかりですが、これからも先生方から学んだことを忘れずに毎日「息をするように書く」までコツコツ机に向かいたいと思います。
本当にありがとうございました。