会えてよかった、行ってよかった 松井ラフ
執筆はもともと孤独な作業で、ただでさえ時々誰かと創作について話したくなるのに、コロナ禍で人と会うこと自体が難しくなってしまった昨今。そんな中、対面で行うという当講座の案内に、内容はもちろんのこと、皆さまにお会いできることが嬉しくて、喜び勇んで申し込みました。
講師の森川さんとは「河童の会」という勉強会でご一緒していた仲間で、そこで『マレスケの虹』『さよ 十二歳の刺客』の原型となる御作品も拝読していたのですが、今回の講座で、それぞれの御作品が出版に至るまでの道のり、取材のお話も聞けて、とても興味深かったです。「役に立つか立たないか、書くか書かないかに拘わらず、取材とは何でもすること」という言葉が印象的でした。
くもん出版の和田さまからは、編集者さまのお考え、お気持ちなどが伺えてよかったです。
受講生の質問をもとにしたトークショーでは、司会の赤羽先生、講師のおふたりからの回答だけでなく、受講生として会場におられた作家の方々からのお話も聞けて有意義でした。
そして何より、皆さまのお顔を実際に見ることができ、ご挨拶やお話ができたことで元気をもらえました。
会場入り口には手指消毒液が用意され、窓やドアは換気のため開放、座席はソーシャルディスタンスがとれる配置で、森川さんはマスクにフェイスガード。東京都の感染者数増加で開催が危ぶまれた時もあったということですが、感染防止にご配慮いただき、実施して下さったことに感謝申し上げます。