かならず心に刺さる! しめのゆき
「1日だけの講座」には何回か参加しているのですが、いまでも忘れられない、といえば、あんびるやすこさん、石津ちひろさんのおふたりの回です。
いまをときめくおふたりの裏話満載、アイディア満載、創作の方法まで、おしげもなくおしえてくださって、こんなことがあっていいのだろうかと、当時、衝撃をうけました。
「読者がページをめくるたびに、わくわくと楽しくて、新しい発見があるように。たとえば、どの見開きも、すべて、ふち飾りは、模様がちがうんです」と、あんびるさんが、講座中に何気なくおっしゃいました。わたしは、家に帰ってから、自宅の、あんびるさんの絵本たちをひっくりかえして、全部見ました。ほんとうにそうでした!
鳥肌がたちました。
石津ちひろさんは、絵本作家でありながら、言葉遊び、回文の名手でもあります。
「なにか、お題をください。それで回文を作ってみます」と、受講生を指名しました。受講生は、身近にあった物をとりあげて、「これで」と示したところ、石津さんはあっというまに回文をひとつ作りました。どうやって作ったか、という方法もおしえてくれます。そして、「もっと長くすることもできます」と一文が長くなっていきます。回文なのに、即興でどんどん長くなるのです。
なにかのマジックを見ているようでした。
さて、この会はいつのことだろうと、『日本児童文学』のバックナンバーを調べましたら、なんと2009年10月4日開校でした。10年前!! それでもこれだけ鮮明に覚えているのですから、この1日だけ講座、ハンパではありません。参加なさったら、必ず、心に刺さります。勉強になります!
わたしも久しぶりに、刺さりに行こうと、今回申し込みをしています。楽しみだ~!!
今年度も一日講座を実施いたします。ズバリ『公募の壁を突破しよう!』です。3月16日土曜日
ミリオンセラー『あらしのよるに』の著者で大人気のきむらゆういちさんをメインに、絵本テキストの魅力、深み、そして実践的なアドバイスもまじえて話していただきます。
申し込みはまだまにあいます。こちらから
多くのかたの参加を、お待ちしています。