ジェットコースター スーザンももこ
2014年。絵本や創作を我流で続けていた私ですが、「42期児童文学学校、こんなのあるよ」と見つけてくれたのは主人でした。行ってみようかなと、(失礼ながら)カルチャーセンター気分で申込みましたが、入ってみたら、真剣にとりくむ多くの背中と、その前方に著名な講師の方々の、貴重でするどい講評に圧倒されっぱなし。
そして、そこで「合評」というものを知りました。それまで、作家とは電気スタンドの下、ひとり黙々と書くものと思っていたのです。
「え? 自分の作品を読まれるの? ほかの人のを読むの? みんなの前で意見を交わす?」それってまな板の上の鯉……、としか思えませんでした。
でも、それが、私の新しい道のスタートでした。文学学校と、その後の創作教室も2期受講し、「合評」を知り、「仲間」に出会ったのです。
今もその仲間と続く「合評」は、とても厳しいものです。ほめられては舞い上がり、指摘されては地に落ち、時にはふて寝し、みんなの作品を読めば、その巧みさに感動し、そして落ち込み、違う価値観に悩み……。まるで、ジェットコースターに乗っているようです。
でも、遊園地のジェットコースターは苦手ですが、この乗り物は乗らないなんてもったいない、そんな気がします。
もちろん、作品と向き合うのは孤独に一人ですが、文学学校、創作教室がなかったら、今の自分はないと断言できます。この縁をみつけてくれた主人に感謝しつつ、これからも作品を書いていきます。
最後に、このコロナ自粛の下、何かできないかと、新しいチャレンジを。本当は、手に取る紙の本のその質感、大きさ、そこも大好きなのですが、何かとオンラインになっていく今、日本児童文学に掲載された自分の掌編から、読み聞かせ絵本を自作し、なんとYouTubeにアップしてみました。指導してくれたのは“Google先生“。試行錯誤ですべて自作の、あか抜けないものです。お恥ずかしいですが、よろしければ覗いてください……。
「スーザンの読み聞かせのお部屋」(まだ1冊しかないお部屋ですが)
https://www.youtube.com/channel/UCCaSUeL18Hyr1aBqqZ9NNTg?view_as=subscriber
このブログで、皆さんからこのご紹介いただいた本も、手に取ってみたいものがたくさんあり、楽しみです。ありがとうございました。