講座ブログ

日本児童文学学校・報告

 第47期 五回目です!   松原さゆり

 会場の高田の馬場は夏祭りがおこなわれていました。回をおうごとに、受講生どうしの会話も多くなっていっています。

 今回の講師は人気作家のあんびるやすこさんです。「ファンタジーを創る~「物語」の発想と組み立て~」というテーマで なんでも魔女商会シリーズ 26巻 『らくだい記者と白雪のドレス』をとりあげられ、具体的な創作手法をプロジェクターをつかって画像を写し出し、わかりやすく語って下さいました。

 創作の進め方としてプロットを作成する貴重な方法に、身体を乗り出して聞いている方も。そして、プロジェクターで写し出された実際のプロットの緻密さに「すごい!」と、大きくうなずく方も。

また、創作において、なげだしたい時があったら、今日の話を思いだして励みにしてほしいとも、話されました。

 講義の後半は、会場からの質問に答えてくれました。「子どもの心をつかむ発想とは?」という質問では、玩具の企画デザインなどの職歴からの経験で得たことなどをいかしていることにも触れられました。そのほか、ひとつひとつの質問にあたたかく、やさしい笑顔で答えてくれました。人気シリーズのひみつにふれたような一時間半でした。                                                                                                                        

 木村研さんの作品講評は四作品でした。やさしく、具体的な批評をされました。登場人物の背景やつながりを考えるなど、忘れがちなことをきっちりおさえるように話されました。作品を書かれた方々の思いも聞くこともでき、会場からの意見や感想もたくさんありました。「登場人物の名前をどうつけるか?」という質問では、いろんな名づけ方の工夫や注意点があがりました。 

 

 

2019/08/27