日本児童文学学校を受講して 斎藤恵津子
“駅から歩いて3分”というのがくせ者で、いつも時間のかかる私は、スマホを片手に、工事をしていたオッちゃんに聞くと、目の前でした。
「こんな所があれば行きたいなぁ」と楽しみにしていた文学学校だったので、一つ一つの話が、体にしみこんでくるようでした。
私は今まで読む人だったのが、書いてみて、作品を書けたということに満足してしまっていました。ひとりよがりにならないで、読者にわかってもらう、おもしろがってもらうことが必要なのだとわかりました。
何となくそうだろうなとは思っていましたが、やっぱりそうなんだの連続でした。
自分が体験したこと、思ったことはかけても、やっぱりお話をつくることは無理だと思ったこともあります。今回、赤羽さんのお話の中で、子どもをおもしろいと思える人は児童文学を書ける。ということばに力を頂きました。周りの人を観察するのも才能の一つだとおしゃられていて、私は人間観察が好きだなぁと思いました。子どもは大人には答えがわかっているようなことも、短い経験の中で、精一杯考えて、思いもよらない答えを返してきたり、本当におもしろいです。
基本的な書き方も知らず、見よう見まねで書いていたので、原稿も書き方を比べられて、違いに納得し、読む方の大変さもわかりました。
飲み会が気になりつつ、私にはとても有意義な1日でした。ありがとうございました。