こんな僕にも続けられるの、ありますかあ? 丸野永史
僕はとある児童文庫のコンテストへの応募をきっかけに、児童文学に興味を持ちはじめたのですが、そのころは児童文学とか文庫とかの違いはおろか、そういった言葉すら知らない状態で、もちろん小説を書くのも初めてで(それでよく書いたな)とりあえず書いてみたという状態で(今でも毎回とりあえず提出してみたって感じですが)ほんとに何もわからなかったわけです。
その「とりあえず書いてみた作品」は「とりあえず書いてみた」まま、僕の世界になんの変化も起こさず、トイレに流れていってしまったかのような空白感だけが残りました。あれ? これで終わり? みたいな。
まあそんなもんだよなあと、そこでやめるのもアリだったんですが、その頃にたまたま児文協をネットか何かで見て知りまして、ああ「とりあえず」のその先があるかもってノリで去年文学学校へ参加させていただき、その後で山口理先生のオンライン創作教室、そして気がつけば現在の田部智子先生の創作教室に通っている自分が。おお! こんな僕でも続いてる。
ぶっちゃけ毎回ヒイヒイ言いながら、ギリついていってる感じですが(はいそこついていけてないとか言わない)こんなに続けて参加するのは、自分なりの「とりあえず」のその先が見えたからだと思います。自分の世界に変化をおこす手応えみたいな。
児童文学について少しですが知ることができまして、それが材料になって、描けなかった、ただ流れていった「その先」がイメージできるようになったのかも。材料がなければ形をつくるのは難しいですからね。もちろんそれは先生や一緒に受講している方々の熱意があるからこそです。エネルギーもやっぱ必要ですから。そういうモノ全てがここにはあります。
文学学校、創作教室どれもいいです。最高。実際に同時参加されているかたも結構おられますし。動機はなんであれ参加すればきっと自分の世界を変えるきっかけ、その欠片みたいのが得られると思います。
文学学校も創作教室も、先生とメンバーは一期一会です。内容はもちろん雰囲気も回ごとに全然違います。その一回はもう二度と来ない。なので思い立ったが吉日、すぐに参加を決意しましょう。
ちなみに、創作教室は一瞬で枠が埋まるプラチナチケット状態ですので、申し込み日になったその瞬間に申し込むくらいのつもりでいったほうがよさそうですよ。
これだけ人気ならオンライン教室をもう一つ展開していただいても良いのでは……オンラインを活かして海外在住の先生とか面白いかも? あ、時差とかあるか。そもそも事務局の次良丸先生が大変かあ。