創作教室に参加して 松代逢花
同人誌に入ったこともなく、合評の経験のない私は、72期、73期(ただいま受講中)、創作教室に参加して、驚くことばかりでした。
文章の上手さ、発想の豊かさ、そして創作に向き合う熱意。「よい作品を書く」という目標は一緒ですが、他の方達のレベルの高さに、小心者の私はかなり気後れしてしまいました。おまけにコロナの影響で、二回目から、創作教室は対面コースのはずがZOOMへ。パソコンの苦手な私は大騒ぎ。当日にちゃんと繋がるか心配だったので、大変恥ずかしかったのですが、事前に事務局の方に、繋げ方の練習をしていただきました。おかげで当日は無事に参加。とても助かりました。まったく手のかかる受講生です。
そんな中でも、講師の濱野京子先生は、いつも的確で、温かなアドバイスをくださいました。
「読んで読んで書いて」「あきらめないで書き続けること」「何事も興味を持つように」等の言葉は(まだまだ他にもありますが)、ちょっぴりお茶目で、たくさんの活動をされている濱野先生が、よく私達に向けておしゃっていた言葉です。
自分の視野の狭さや思い込み、知識のなさ、そして圧倒的な読書量の不足。おまけに原稿用紙の正しい使い方まで。それらすべてをこの創作教室で知り、教わりました。
そして忙しい中、拙い私の作品を読んで、きちんと意見を言ってくれる他の受講生の方達。心強く、とてもありがたい存在であります。
私にとって、この教室は、書いていくうえで、一つの道しるべのような存在。
目指す道のりはまだまだ遠いです。ですが、この大切な道しるべを頼りにして、あせらずにコツコツと進んで行こうと思っています。