講座ブログ

秋の一日講座 佐藤まどかさんより

イタリアからこんにちは  佐藤まどか

コロナ禍も長引き鬱々としますが、オンラインによるトークやイベント、ミーティングが定着したのは素晴らしく、どこからでも気軽に参加できていいですよね。

11月28日のオンライン一日講座・第1部で、大阪の令丈ヒロ子さんに続いてイタリアからお話をさせて頂きます(時差があるので、こちらは朝です)。また第2部では、東京の赤羽じゅんこさんもご一緒に三人でトークをさせていただきます。


 第1部で私がお話ししたいのは、「失敗は種」ということについてです。人生や執筆上の失敗は種であり、水を与えなければそのまま死にますが、水や肥料をせっせと与えればやがて大きな実がなるかもしれません。(成功という言葉が苦手なのであえて種と呼びます)。自分の失敗や苦労話をもとに、具体例をお話ししていく予定です。打たれ強い精神力は大事ですが、受け身を覚える(痛みを減らす技)、攻め技(自分の得意なものを見極める)を覚えるというポイントもあるのではないでしょうか。この後者に関しては、「誰に向かって書くのか」という、対象年齢のことにも触れたいと思います。

 

令丈さんは作品がTVアニメや劇場版アニメ、ドラマ化もされた超売れっ子作家さんです。一方私はちょっと変わった児童文学、主にYAを書いております。また赤羽さんは児童文学作家の大先輩です。第2部では、違いながらも互いに影響しあって、参加者のみなさんの執筆エネルギーが倍増するような3者トークにしたいと思います。「みんな書き続けよう!!」という講座のテーマ通り、書き続けていくための参考になれば幸いです。

 事前に質問も受け付けておりますので、日本児童文学者協会宛てにどしどしお送りください。皆様のご参加をお待ちしております!

 

佐藤まどかさんは、昨年、日本児童文学学校の講師にきていただきたいとお願いをしました。それがコロナのため、日本に来ることができなくなり、とてもざんねんに思っていたのですが、今回、オンラインイベントで、登壇してもらえることになりました。

人間よりヒツジが多いところに住んでいるとおっしゃられる佐藤まどかさん。イタリアにいながら、日本の子どもたちの心理をどうつかんで書いていっているのか、本音にせまりながら聞いてみたいと思います。

質問もどうぞ! お待ちしています。

2021/10/17