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第二回リモートがっぴょう会感想②

合評会に参加する理由  髙山一葉

 私がリモート合評会に参加したのは、自分の作品をプロの方や自分と同じように創作をしている方に読んでいただき、感想をもらえる機会は貴重なものだと思っているからです。募集が始まってから、すぐに参加申し込みのメールを送りました。

 また、他人の作品を合評することもとても勉強になります。こうすればもっとよくなるのではないかな、と思う点は自分もできていないところであることが多いからです。自分の作品では気づかないことも、他人の作品だと気づけることがあります。

意識すればすぐに作品を改善できるというものでもないですが、何度も意識し、考えることに意義があると思います。

 

 私が小説を書き始めてから、約十五年が経ちました。物心がついた時には小説を書いていて、私にとってはずっと一番楽しいことだし、大好きなことで、他の何より大切なことです。書き始めたきっかけはもう覚えていないけれど、小説を書かない自分なんて想像もつかないし、何かあった時はすぐにネタにならないかな、今の感情は文章にするならどう書くかな、なんてことばかり考えてしまいます。

 どうしたらもっと素敵な小説を書くことができるだろうか、といつも考えています。そういう時に、こうした合評会はとても助けになりました。今回自分の作品にいただいた意見、他の人の作品を合評していて気づいたこと、講師の山口先生が話してくださったこと、全てがこれからの糧になってくれると思います。いや、していきます。

 合評では私なんかが人の作品にあれこれと言っていいのかな、と思ったりもしますが、そこは合評会なので言わせていただきました。私も厳しいことを言われる方が嬉しいので、その方がいいだろうと。

 鋭い指摘をいただくと、落ち込んでしまう時もありますが、それ以上にありがたいです。改善点があるならそれだけ成長できるということだし、私はもっとできるんだから、という気持ちになるからです。

 まだまだ未熟なところばかりですが、自分のことは自分が一番信じて、これからも書き続けていきます。それしかできないし、何より、やっぱり小説を書くことが大好きなので。

 

 今回の合評会で学んだことは、これからの作品にたくさん活かしていきたいと思います。山口先生、司会をしてくださった高田先生、児童文学者協会の皆様、参加者の方々、本当にありがとうございました。とても楽しかったです。

2021/01/23