講座ブログ

第二回リモートがっぴょう会 感想①

1月16日、山口理さんを講師にむかえ、第二回 リモートがっぴょう会がおこなわれました。その感想を参加者からいただきました。

初めての合評会を経て    しずく

 今回リモート合評会に参加させて頂いた理由は2つありました。

 1つは、自分の書いた小説とも呼べぬ代物をプロの先生方及び真剣に創作に励んでおられる方々に読んで頂き感想を伺いたかったため。

 もう1つは、同様にと言っては大変失礼かとも思いつつ、同様に創作に励んでおられる他の方々の作品を読んでみたかったため。

 コロナウイルス感染拡大により日本社会・経済が大変な不幸に見込まれた昨年、ステイホーム推奨の元、会社の夏休みに家で小説を読み、映画を観るのに明け暮れ、物語の世界にどっぷりと浸りました。その末に、小説というものを初めて書き上げました。今、思い返してみれば、とても小説とは呼べぬ代物でしたが、書き上げた際に非常に達成感を感じるとともに、子供の頃から小説が好きだったため、自分が文章で一つの物語を紡ぎ出せたと勝手に思い上がり、夏休みが終わった後も書き続けたいと思いました。

 12月頃に三つ目の小説もどきを書いている途中、誰かに読んでもらい感想をもらいたい、誰か創作に励んでおられる方々の作品を読みたいと思っていた頃、リモート合評会の案内をTwitterで拝見し、申し込みました。

 

 実際のリモート合評会では、驚くことばかりでした。合評会では、一人の作品につき、三人の方々が感想を述べられた後に、山口先生の講評を頂きました。皆様が全十作品を非常に読み込み、全体の総括はもちろん、作品の中の一つ一つの表現について好ましく思った箇所や懸念を抱かれた箇所を挙げられていく中、私自身は事前に書いた自分のつたない感想を読むのが非常に恥ずかしくなってしまいました。しかし、他の方々の感想を伺っていると、このように表現や構成について気をつけながら読めば普段の読書もより勉強になるのかとわかり、今後参考にさせて頂ければと思います。

山口先生の講評から多くのことを学ばせて頂いたことは言わずもがなです。自分の作品についてはもちろん、他の方々の講評を拝聴するだけでも、自分に足りていない点がどんどんと明るみに出て、合評会で提出した作品の推敲に役立てるのはもちろんのこと、今後また別の作品を書く際に常に頭に入れておきたいと思いました。

最後の収穫となったものは、児童文学とはそもそも何かと言うものでした。児童文学が何を指すのかよく理解できていないまま合評会に臨みましたが、合評会を通じて、わずかながら児童文学に求められているものが頭に入ってきたように感じます。

 

 自分の作品について頂いた厳しいご意見については、真摯に受け止めて改善し、わずかながら褒めて頂いたご意見については、伸ばしていけるように努力します。ずぶの素人感丸出しで参加させて頂いた中、非常に有意義な時間を過ごさせて頂きました。作品を読んで頂いた山口先生、参加者の方々、児童文学者協会の方々、誠にありがとうございました。

2021/01/18