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リモートがっぴょう会の感想②

リモートがっぴょう会に参加して   松ふじ子

 

 児童文学を書きたいと思って挑戦していたが、家族の病気に翻弄され、八年のブランクがあった。昨年の秋から、八年のブランクを経て、また児童文学を書く気力が生まれたのは、自分の体調不良からというのも変な話だが、まぁそういうことだ。一度はもう児童文学を書くことはあきらめようと思い、やめる宣言までした。体調不良が、逆に家に居ることとなり、また書こうという気持ちに繋がっている。家族の病気が以前よりは良くなっていることも、そのきっかけだった。

ブランクの前は創作教室や合評会に進んで参加し、そのために毎日毎日書いていた。

創作を再開してみたものの、合評会などに参加しないと書く気力が削がれ、目標がない。同人誌では書けない少し長い作品も書きたい。評価してもらったら、公募にも挑戦できるかな? そんな思いをしていた中で、リモートがっぴょう会のツイートが流れてきて、勇んで申込するに至った。一度フライング申し込みしてしまい、事務局から諫められる始末。改めて申込日にきちんと申し込んだ。

十人の参加者さんは皆さんお上手な方々が多いと、接続確認会での赤羽先生の言葉。事前にリモートの顔合わせがあり、中には既に本を出されている方もいらっしゃるとのこと。その時、私は提出作品を数枚しか書いていなかった。接続確認会でスイッチが入った。

無事締切日に作品を提出し、その後他の方の作品を読む。私なりの評価を書きながら、私がその物語を書くとしたらどんな点に注意するだろうかを念頭に置く。他の方からも学ばせていただいた。

リモートはむしろ移動時間もなく、同じ時間を共有でき、参加しやすい。少しくらいの体調悪化や席をはずすことも事前に伝えておけば心苦しくない。時間配分はタイムキーパー担当の開さんが超的確に進めてくださった。一つの作品にかける時間は十分。短いが濃厚ながっぴょう会で、赤羽先生の的確な指摘とアイデアの提案は、突っ走り気味に書いていた作品をさらに深みあるものに仕上げるエッセンスになった。

おかげさまで、優秀作品の一つに選んでいただき、書くテンションがグッと上がった。

リモートがっぴょう会で改めて思ったが、やっぱり書くことが楽しい。苦しいけれど心から楽しい。離れていても皆さんの顔が見える中で合評するのは、対面と遜色ない。素晴らしい!

ずっとずっと挑戦する自分でいられる場所を再確認できた。

 

ご尽力いただいた事務局、ならびに赤羽先生、開さん、本当にありがとうございます。今回の参加で、また一歩前に進む意欲がわきました。

2020/09/17