「もしもわたしがあの子なら」(こと さわみ)

講座ブログ

第51期文学学校を受講された、ことさわみさんのデビュー作がポプラ社より刊行されました。

メッセージと共に書影をご紹介します。(by事業部)

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ちょうど1年前、51期児童文学学校の受講時に報告をさせていただいた、ポプラズッコケ文学新人賞大賞の受賞。あの時の受賞作「もしもわたしがあの子なら(天使の恩返しから改題)」が、2024年6月に出版となりました。

以前の講座ブログには、文学学校の扉を開いたから幸運が舞い込んだ、と書きました。今もその想いは変わりません。
入学まで周りに創作している人はおらず、ただ孤独に黙々と作品を書いていた私にとって、「書き直しが難しいです」「タイトルが決まらないんです」と、出版に至るまでの壁にぶつかるたびに、そのことをそのまま言葉にできる場所があることが、どれほどありがたかったか!

52期を受講中の方々も、素晴らしい講義や講評の数々に、きっとたくさんの実りを得て感動しまくっているに違いありません。私も1年前には、毎月のオンライン学校の日が楽しみで仕方ありませんでした。必死にメモを取っていたノートには、講義中やいただいた講評のことだけでなく、ブレイクアウトルームでのこぼれ話(これがまた貴重で!)まで、創作を続けるための道しるべがたくさん残っています。

文学学校の扉はやっぱり幸運の扉でした。創作仲間との出会いももちろん、出版に至るまでともに作品をブラッシュアップしてくださった編集さん、装丁・装画担当の方々をはじめ、本作りにはたくさんの方の協力と力添えがあることも知りました。ずっと本が好きでしたが、ますます本を好きになり、読むことも、書くことも、やっぱり楽しい! そう思えることがなによりも幸せです。

 

 

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(当時の記事はこちらです、あわせてごらんください。ことさん、本当におめでとうございます! by事業部)