オンラインでつながり(杉成恵佳)/第6期オンライン創作教室・第51期児童文学学校ほか
「人とのつながり こんなときは」の入選通知メールを見た瞬間のことは、今もはっきりと覚えています。そして、今も寝て起きたら夢だったらどうしよう。と思うこともあります。
賞のテーマにもなっている「人とのつながり」は、生きていくうえで切っても切り離せないものです。人生のどこを切り取っても、このテーマがついてくるのではないでしょうか。
今回の入賞においてもそうです。
応募する作品を、受講しているオンライン創作教室に提出して、先生や受講生の仲間の方々から意見をいただきました。それを手直し後、応募しました。きっと、そのときの意見、アドバイスがなければ、入賞していなかったかもしれません。ありがとうございました。
わたしは文学学校とオンライン創作教室を受講して、書き直すことの大切さを知りました。受講するまでは、見直すことはしても、構成自体を直すことはしなかったと思います。ですが、作品を読んでもらって感想をいただき、先生からの講評を得て、もう一度、もう一度と作品と向き合うことで見えてくるものがありました。
もう一つあげるとすれば、書いている仲間と出会えたことです。
くじけそうなとき、もう、書けないかもしれない、やめたほうがいいのかもしれない。そう思うこともありました。
そんなとき、書いている仲間の存在は大きかったです。
同期の方の中には、大きな賞に入賞された方もいらっしゃいます。
頑張って書かれている方の背中を追いかけるように、この数年は書いていました。
また、作品に対して意見を述べ合うだけではなく、ときには悩みも話せる、そんな方々に出会えたことが宝物のように思います。
新型コロナウィルスの流行は、行動の制限があって思うように動けないこともありました。けれど、悪いことばかりではなく、オンラインでつながれるようになり、わたしの中で人のつながりがとても広くなりました。
オンラインという形態を取り入れてくださり、心よりお礼申し上げます。
(おめでとうございます! by事業部)
※偕成社のアンソロジーの結果発表をリンクします。刊行をお楽しみに!