受講を終えて(澤村陽子)/第52期児童文学学校
受講生のみなさんが作家をめざして猛進していらっしゃる中で、ぼんやりした私は「はて、公募って?」などという状態で、質問も的を射ていないものが多くて、「この人、なんなんだ?」と思われたかと反省しております。
正直なところ、公募や出版社の情報よりは、私が知りたかったのは、講師の先生や受講されている方々の「書きたい」という、原動力というか、きっかけはどういうところにあったのか、それを持続していくにはどうしたらいいのか、書きたいことをどういうアンテナで日々探しているか、ということでした。
講師の先生方の熱心なお話しぶりから伝わったこともあり、でも、私が受け止めきれなかったものもあり、もっとそれを深く知りたかったようにも思いました。
人は一生のうちにひとつは自分の物語が書けるとよく言います。今回私が提出したものは、どうしても書きたかったテーマだったので、今、ちょっと脱力しています。が、人に読んでもらってなにか言ってもらえる喜びも知ってしまいました。これから、私の中に湧き起こってくるものをじっと見つめて(湧き上らなかったら心を動かして)、書けるものを探していきたいと思います。
毎回、お心のこもった回でした。
ありがとうございました。
今年後半はちょっと忙しいのですが、来年、もう一度53期を受講しようかと画策中です。
(長い文になり、申し訳ありません)
追伸
「優秀賞」をいただけたのは、本当に思いがけなかったです。
久々に人に評価される体験をして、飛び上がるほどのうれしさでした!
(優秀賞、おめでとうございます! 第53期もぜひ! by事業部)