「どこどこ山はどこにある」 おおぎやなぎちか/作・松田奈那子/絵 (フレーベル館)
命のつながりを描いたファンタジー
まどかのひいおばあちゃん「ひいちゃん」が、ある日ふらっと家をでた。
ひいちゃんを追いかけて、空色のバスに乗りこんだまどかは、いつのまにか知らない山にまよいこんで…。
ふしぎな世界「どこどこ山」で、まどかがであったものとは?
まどかのひいおばあちゃん「ひいちゃん」が、ある日ふらっと家をでた。
ひいちゃんを追いかけて、空色のバスに乗りこんだまどかは、いつのまにか知らない山にまよいこんで…。
ふしぎな世界「どこどこ山」で、まどかがであったものとは?
小学校六年生の由羽来(ゆうら)は、父に強制的にスイミングクラブに通わされていますが、本当はクラシック音楽をやり、将来はオーケストラに入りたいと夢みています。ですが、父に逆らえず、泳ぐ間だけ音楽を頭の中で流して気持ちを保っています。家庭でも父のDVで母と由羽来は萎縮し、由羽来には音楽以外に希望がありません。
由羽来には、前から気になっていることがあります。 ドボルザークの交響曲「新世界より」の第二楽章に、一瞬、音がとぎれる部分があるのです。その音のない一瞬が、由羽来に新しい世界を見せてくれ、由羽来自身が自分で希望をつかみとるまでの物語です。
(第58回講談社児童文学新人賞佳作入選作)
ナナホシテントウのてんとくんを主人公とした絵童話です。
信州児童文学会発行の『とうげの旗』に連載した絵物語がもとになっています。
絵を担当した北原志乃さんは、岩波の広辞苑第六版から昆虫のイラストを描いている昆虫イラストの第一人者です。その北原志乃さんが得意とする昆虫の、基本を押さえながらも表情豊かな絵が誌面いっぱいに広がります。男の子にもぜひ読んでもらいたい一冊です。
トーコは自分に自信が持てない。病気で亡くなった母親や、幼いころに別れた父親の愛情を心から信じることができなくて、周りの友だちばかりが輝いて見える。父親からの「会いたい」という申し出にも、素直に答えることができない。そんなある日、生前の母親が言っていた「トーコにどうしても見せたい景色があるのよ」という言葉を思い出し、その場所をさがすことになる。
どこかへ行きたい。そう思った子どもたちの前に突然現れたのは、水色のバス。それに乗ってたどり着いた、穂足町の千代商店には、幼い頃にかわいがってくれた千代ばあちゃんがいて、変わらない笑顔で迎えてくれた。だけどそこは、現実の世界ではなく・・・。
さあ、これから給食! ぼくは手あらいソングに合わせて、一生けんめい手を洗うのが大好き。すると、いきなり後ろから、「マジメか!」と言われてバーンと背中をたたかれた。チャラチャラしたふんいきのクラスメイト、拓斗だ 。たたいたばかりか、拓斗は、コンビを組んで、ふたりで未来のお笑い芸人をめざそうって言い出した……。
お笑い芸人って、明るいお調子者なら誰でもできるんじゃないの? そんなふうに考えていたのなら、大間違い! 芸人さんたちのかげの努力が楽しく読めて理解できる物語です。イラストは、ドラマ化もされた『家栽の人』や、現在、ビッグコミックで連載中の『はっぴーえんど』などで知られる人気マンガ家の魚戸おさむさんが手掛けました。
そんとくは仲間たちといっしょに川原でふしぎな石像をみつける。いったい 、だれが、なんのために作っているのか?
石像はしだいに進化し、やがてゲームのキャラクター、ジャロンが出現する。それを作っていたのは……。
やられても、何度でも復活するジャロン。ひとつのことがうまくいかなくても、ジャロンのように人は何度でも復活できる。少年たちの冒険物語。
裏山の「大神さま」の祠を、代々守りついできた家系に生まれ、疫病の流行に苦しめられる第一巻『カヨが聞いた声ー江戸時代』、身近な人を戦争に送り出す第二巻『正次が見た影』、東日本大震災に大切な人を奪われる第三巻『美咲が感じた光―現代』。
公園の公衆トイレで顔を洗う女子中学生だなんて、死んでもばれたくない!
中学三年生の麻美が学習支援塾「まなび〜」で得たものは……。
まりんちゃんは、まんぷくラーメンの女の子。おてつだいおばけさんの活躍で、お店はいつも忙しい。
ある日、幼なじみの大ちゃんが、長崎に引っ越すことになった。
そこで、びっくりチャンポンと、日本一の味比べをすることに。
果たして日本一は、どっち?