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東日本大震災発生時に、避難所となった小学校で、被災者を励まそうと行動した子どもたちの姿を伝えるノンフィクションです。
岩手県山田町の大沢小学校の校庭からは、カキやホタテの養殖いかだを浮かべる山田湾を見下ろすことができます。学校の自慢は、過去の津波を伝える全校表現劇「海よ光れ」と内閣総理大臣賞の受賞歴もある学校新聞です。
2011年3月11日、津波に襲われた地区の人たちは大沢小学校に避難しました。地区は孤立し、津波火災も発生します。
そんな中、大人たちが、自分たちを必死に守ろうとしてくれてくれるのを感じた子どもたちは、「自分たちにも、できることがある」と動きだします。家も机も失った子どもたちは、被災者を励ますための学校新聞もつくり続けました。
この本の出版にあたり、当時の児童だった卒業生たちがくった出版記念「海よ光れ」号外も添えられています。