「ぼくたちのだんご山会議」おおぎやなぎちか/作・佐藤真紀子/絵 (汐文社)
ぼくたちの町はずれには、だんご山がある。三つの山が連なっていて、まるでお団子のようだから。
でも、一のだんご山は、10年前に住宅地となっていた。そして、今、二のだんご山にテーマパークができるというニュースがとびこんでくる。
最初は、大よろこびしていたが、祖父は自然を守らないといけないと大反対。 子ども達は、それぞれの立場から、自然を守ること、開発することを考える。
ぼくたちの町はずれには、だんご山がある。三つの山が連なっていて、まるでお団子のようだから。
でも、一のだんご山は、10年前に住宅地となっていた。そして、今、二のだんご山にテーマパークができるというニュースがとびこんでくる。
最初は、大よろこびしていたが、祖父は自然を守らないといけないと大反対。 子ども達は、それぞれの立場から、自然を守ること、開発することを考える。
父さんの仕事の転勤で、ぼくは転校をくりかえしている。
何度も転校をしたことで、ぼくはたくさんのことに気がついた。
そして、ぼくは決めたんだ。
友だちなんか作らない。
そんなときに出会ったのが、うそばっかりつくタケちゃんだった。
人に言えない悩みを持つ5年生4人のクラスメイト。
認知症の祖母に戸惑う二葉。家庭に居場所を求める真央。
家族を信じられなくなった達也。母親に言われるまま勉強漬けの毎日を送る勝。
4人の主人公たちが学年行事「もみじ給食」を機に、それぞれの未来を見つける物語。
17世紀のオランダにタイムスリップしてしまった理沙は、不思議な術を使うおばあさんたちと出会う。そこでは魔女裁判が行われ、魔女秤で魔女と判断されると、火あぶりの刑になってしまうという。 理沙と同じオーラを持つ少女アリーナを、火あぶりの刑から救い出し、理沙は元の時代にもどることができるのか。タイムリミットは6時間しかない。
同郷、詩人・絵詞作家の内田麟太郎氏の勧めにより出版に至った作者の初詩集。
麟太郎氏が跋文を、高畠純氏が絵を、絵本界の2大スターが関わった、ユーモアと抒情のなんとも贅沢なデビュー作です。
ごくふつうの女の子、あかりには秘密がある。それは、親が占い師アルテミスだってこと!
ひょんなことから、クラスメイトの真夜(まや)に知られることになってしまい、
占い好きの真夜はアルテミス先生に弟子入りすることに。
「占い師には、ぜったいにしてはいけないことが3つある。それは……」
アルテミス先生の言葉に、あかりと真夜がショックをうけたわけは?!
巻末に、アルテミス先生の12星座占いつき!
進学校で落ちこぼれ公立中学に転校した和真と、父を亡くし生活保護を受けて暮らす樹希。
「貧しさゆえに機会を奪われる」ことの不条理に、2人はできることを模索していく。
中3の少年少女は、いかにして「貧困」に立ち向かうのか。
小学五年生の紗理奈は、ある出来事をきっかけに、大好きな絵を描くことをやめてしまった。そして六年生の夏休み、亡き母の故郷、遠野を訪れた紗理奈が出会ったのは、死者を描く不思議な風習、「供養絵」だった―。
魂と魂が共鳴する、再生と成長の物語。
第26回小川未明文学賞大賞受賞作品。
ポスターで子ども食堂かみふうせんを知り、遊びに行った小学六年生の碧海麻耶(あおみまや)。店長のおばさんに「あーさん」とあだ名をつけたり、子ども食堂とはどういう場所か教えてもらったり、お客さんの下級生たちと遊んだり、楽しい時間をすごすが……。(第一章 碧海麻耶のはなし)
麻耶の級友でクラスの人気者である八潮闘志(やしおふぁいと)は、麻耶をつけて行き、子ども食堂かみふうせんにたどり着く。そこで悪ふざけをしたばかりに、闘志は……。(第二章 八潮闘志のはなし)
闘志に片想いする地味な少女・柏浦悠乃(かしうらゆの)は闘志に自分の存在を知ってもらおうと、闘志が遊びにいく子ども食堂かみふうせんに行く。果たして、悠乃の恋の行方は……。(第三章 柏浦悠乃のはなし)
担任の先生に教わって以来、子ども食堂かみふうせんに興味津々で行きたくてたまらない湾田一平(わんだいっぺい)。そのくせ、なぜか子ども食堂に行くことを自ら禁じている。一平の奇妙な行動の裏には、実はある秘密が……。(第四章 湾田一平のはなし)
子ども食堂を舞台に、四人の子ども達が織りなす、心温まるオムニバスストーリー。
幼き日にであった黒姫と白へびは、春の野に遊び、いつか夫婦になることを約束します。年月が経ち、白へびは立派な若武者となって城を訪ねます。ところが、若武者の素性をつきとめた殿さまは、ふたりが結ばれるのを許すわけにはいきません。……
黒姫山を望む北信濃を舞台に、愛とたたかいの民話が、確かなストーリーと美しい絵で立ち上がります。資料編では、「黒姫ものがたり」の舞台とその歴史について案内をしています。子どもも大人も楽しめる、物語絵本です。