「水晶玉を見つめるな!」 赤羽じゅんこ/作・藤川努/絵 (講談社)
河原でひろった水晶玉にうつって見えるのは、誰かが喜んでる顔? イヤなヤツの失敗する姿? 不思議な力、どう使えばいい?
4年生男子、駿介と拓真のちょっとかわった友情ストーリー。不思議な水晶玉に振り回されながら、大事なものに気づいていく話です。
4年生男子、駿介と拓真のちょっとかわった友情ストーリー。不思議な水晶玉に振り回されながら、大事なものに気づいていく話です。
児童文学同人「牛の会」のアンソロジー『読書リレー3』全3巻ができました 。『くわせろ』1~2年生、『ののはらとこや』3~4年生、『カリカリ症候群』5~6年生。いずれも同人の書下ろし短編作品が掲載されています。10分ほどで読める作品なので、小学校の朝の読書やお年寄りの読書時間にもぴったりです。
住み慣れた東京を離れ、家族で父親の田舎、岩手の朱瑠町に引っ越すことに なった解人。その町を見下ろす朱明山には、すこしイタズラ好きといわれる山神様が古くから祀られていた。不本意ながらも、ひいおばあちゃん、おばあちゃんとともに、慣れない新生活をはじめた解人だったが、身のまわりで、立てつづけに奇妙なことが起こる。ところがおばあちゃんも両親も、「山神様のしわざだ」と、まともに取り合わない。山神様の好きなおまじないをとなえればいい、という説明にいぶかり、苛立つ解人の前に、とつぜん謎めいた男の子が現れた。じぶんのことを「しゅるしゅるぱん」と名乗る彼は、いったいだれなのか。なぜ解人にだけ姿をみせるのか。4世代にわたる家族の過去と現在を行き交いながら、その謎がだんだんと解き明かされていく。(第15回児童文学 ファンタジー大賞佳作受賞作)
小学五年生の矢間鯱彦(やましゃちひこ)は、父親と二人暮らし。学童保育所に通っていたが、ある事情により追い出されてしまった。放課後、遊び相手もなく一人で町をさまよい、すっかり気持ちがくさっていた鯱彦だが、商店街を歩いている時に空から降って来た白い帽子を拾ったのをきっかけに、探偵の廿余寺(にじゅうよじ)れいじ(通称24じ)と友達になる。全長180センチ、全身白いスーツで決めた外見とは裏腹に、お菓子作りが得意でうっかり者のへなちょこ探偵の24じは、様々な事件と一緒に、鯱彦の心のわだかまりをも解決していくのだった。斜に構えてクールな悩み多きハードボイルド小学生と、陽気でうっかり者のへなちょこ探偵が織りなす、時にユーモラス、時にほろ苦い、子ども向けハードボイルドストーリー。
ある雨の日、学校から帰ると、家の中にはお料理のいい匂いが立ちこめていた。ほら、包丁の音も。大鍋にグツグツとなにかが煮えていて。コトコト音を立てている中くらいの鍋は、きっと肉じゃがだ。家事などしたこともないお父さんが超本格的な料理をしていて……お母さんは家出をしていた―! 家族のドラマは波乱万丈。でも、心に美味しい、幸福な物語。
家族に、友だちに、そして自分自身に、なやみはつきない四年二組の子どもたち。
でも、なやむのも悪くない!?
4月から、小学1年生になったともちゃん。不安なことがいっぱいです。そんな時、お父さんが、ひとつ、お話をしてくれました。お話をきいて、その続きを想像しているうちに、ともちゃんの心は軽くなっていきます。月刊誌「 子どものしあわせ」において、2014年4月から一年間にわたり連載された童話が、一冊の本になりました。 お父さんがお子さんに読んであげても、お子さんといっしょに読んでも楽しめる、12のお話がつまっています。
おばあちゃんの作るロールキャベツが大好きななずなちゃん。でも、今年は小さな弟がいるので遊びに行けません。おばあちゃんは、大きな春キャベツを送ってくれました。小さなお友だち、あおむし君も一緒に。あおむし君は、やがてちょうちょに。そして、黄色いバスがやってきました。「おばあちゃんのうち行」のきっぷが届いたなずなちゃんは、おばあちゃんのロールキャベツを食べることができたでしょうか?春満開の絵本です。
習い事なんかでいそがしそうなクラスのみんなをよそに、ぼくと木暮とコブちゃんは、やることのないひまひま三人組。…のつもりだったけど、いつの間にか「ひま人ヒーローズ」なんていわれだしちゃった!