チャンスを掴みたい やまにしかおり
私が児童文学学校に参加しようと思ったのは、本格的に小説家を目指そうと決意した直後のことでした。そのころ、自分がどんなジャンルを書きたいのか具体的に決まっておらず、とにかく片っ端から勉強しようと考えていたときに、偶然SNSで流れてきた児童文学学校のお知らせを見て、児童文学を学んでみたいと思いました。
接客関係の仕事だったため日曜日は休みにくかったのですが、申し込みの段階ではやめるつもりだったため、「この機会を逃したらチャンスがないかもしれない」と勢いのまま申し込みしました。しかし結局仕事は辞められず、講座をリアルタイムで参加することがほとんどできませんでした。これに関しては、講師の方々や運営に携わって下さっている方々に非常に申し訳なかったと思っておりますし、ご負担もかけてしまったのではたいかと思います。
欠席してしまった際は見逃し配信があったため、これまでの全ての回をあますことなく見ることができました。聞き逃してしまったところは何度も巻き戻して確認することができたのでありがたかったです。
講義では「小説を書き続けていくために」というテーマで吉野万理子さんから貴重なお話を伺いました。特に印象に残っているのが、「本を最低年間100冊読もう」という言葉です。お恥ずかしい話ですが、5年ほど全く読書していなかったので、これを機に年間100冊の目標を掲げました。
講評では、筑井千枝子さんや受講生の方から主人公が壁を乗り越えるシーンやほかのキャラクターとのやりとりをもっと描写すべきとのご指摘をいただきました。自分では意識していなかったところなので、大変勉強になりました。
講師の方々が真摯に向き合ってくださり、受講生の方も熱意ある方たちばかりだったので、非常に刺激を受けました。もっと直接お話ししたかったです。
四月からの第50期の日本児童文学学校の募集はすでにはじまっています。オンラインで受講する形で、前回同様、見逃した方のためのオンデマンド配信もする予定です。みなさまのご受講をお待ちしています。