子どもと平和の委員会

ロシアのウクライナ侵攻に反対します(西山利佳)

ご無沙汰してしまいました。

 

なんなん?これ、いつの時代だよ、と思っている間に事態が進行しています。

26日、渋谷にいたけれどデモには参加できなかった私です。

 

そのデモを教えてくれたのが学生で、彼女は憤慨しながら授業で読んだ『灰色の地平線のかなたに』(ルータ・セペティス作、野沢佳織訳、岩波書店)を読み返していると言っていました。

 

今日は近所のお寺を会場に、おとな4人と小学6年生2人で『ある晴れた夏の朝』(小手鞠るい、偕成社)を読み合いました。原子力防災などの学習会を重ねているおとなたちとその子どもさんですが、テキストを選んでくれたのは6年生。アメリカのティーンエイジャー、それも様々なルーツを持つ人たちが原爆投下の是非を議論するというのが面白いんじゃないかと選んでくれたそうです。

 

それぞれの日常生活の中で出会う差別発言、違う意見の人と議論することが苦手な自分、現在進行中の「戦争」……と、初めての試みの読書会でしたが、いろいろ考える事ができる時間となりました。

 

「〇〇人」で括らないのが、文学の力の一つだと思います。

とてもとても間接的なのですが、私にとっての反戦の足場はここかなと思います。

 

さて、

3月19日(土)に日本ペンクラブ「子どもの本」委員会主催で「11年目の「3.11」」というイベントを開催します。詳細はこちら→http://japanpen.or.jp/2021kb02/

原発が軍事的要所であることを見せつけられ、東京電力福島第一原子力発電所事故の被害者のみなさんはどんな思いでいらっしゃることでしょう。

これもまた、間接的な営みですが、いま自分にできる平和構築の運動として頑張らねばと思っています。

 

ロシア国内を含め、各地で抗議の声を上げている全ての人に敬意と感謝と連帯の思いを込めて。(20220227)

 

2022/02/28