「黒姫ものがたり」 いぶき彰吾/文・北原志乃/絵 (発行 ほおずき書籍、発売 星雲社)
むかしひとに恋した竜がいた
幼き日にであった黒姫と白へびは、春の野に遊び、いつか夫婦になることを約束します。年月が経ち、白へびは立派な若武者となって城を訪ねます。ところが、若武者の素性をつきとめた殿さまは、ふたりが結ばれるのを許すわけにはいきません。……
黒姫山を望む北信濃を舞台に、愛とたたかいの民話が、確かなストーリーと美しい絵で立ち上がります。資料編では、「黒姫ものがたり」の舞台とその歴史について案内をしています。子どもも大人も楽しめる、物語絵本です。