はじめに
著作権は、わたしたち創造活動を行う者にとってもっとも基本となる社会的権利です。この著作権について、著作権部は1999年と2006年に『著作権ガイドブック』を発行しました。
当事者であるはずのわたしたちの、著作権に対する理解が必ずしも充分ではないために、経済的な不利益を被ったり、あるいは著作者の意に添わない形で作品が使われたりするケースが少なくないのではと考えたからでした。
児童文学の場合、子どもの成長にとっての社会的役割や、教育という側面を強調され、その権利が制限される傾向もままありました。その後、いわゆる知的財産権に対する意識の高まりもあり、著作権についても
ひろく認識されるようになってきています。併せて、ますます多様化するインターネット時代に対応した法律改正などが行われています。
わたしたち著作者が、著作権についての理解と自覚を深めていくことがいっそう大事になってきたといえるでしょう。新しい著作権の状況に対応して、随時更新していく必要も増してきました。
こうしたことから、従来の『著作権ガイドブック』を改め、日本児童文学者協会のホームページに新しく「著作権ガイド」をのせることとしました。
この「著作権ガイド」が、会員ひとりひとりの活動に役立ち、生かされていければと願っています。
日本児童文学者協会・著作権部
はじめに
著作権とは
わたしたちが著作権法に出会うとき
原稿料と印税
作品使用についての申し込み書
著作権関係団体
著作権管理業務を行っている著作者団体
広報・普及などの団体・関連官公署
チェックポイント
著作権ガイドQ&A
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