機関誌部ブログをご覧のみなさん、こんにちは。山﨑です。
2023年がスタートしました! 元旦は徒歩20分の海岸に、家族3人で初日の出を拝みに行きました。砂浜へと降りずに日の出を待つ、ずらりと並んだ人の間をすりぬけ、波打ち際まで進むと、なんと気持ちのいいこと! 眩い光が放たれ始め、一斉に上がる歓声……一瞬の一体感に、体がポッと熱くなりました。白い息が妙に嬉しくて、丸い姿をみせてくれた朝日に、再度大きく柏手を打ちました。
“今年一年が、笑顔溢れる一年になりますように!”
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2023年 あけましておめでとうございます!
今年も、機関誌の編集長をつとめてまいります奥山です。
まずは、昨年末12/22(木)18:00~「日本児童文学」を読む会、の報告を少し。
今回は、一年間「ハロハロ」を連載してくださったこまつあやこさんはじめ、畠山さんの本を編集されていて11.12月号のインタビューや植樹祭でお世話になったこぶな書店の小鮒さん、9.10月号に掌編を掲載され、宇都宮セミナーでも活躍されていたはやみず陽子さん、「ただいま修行中」の連載や11.12月号の「森へ川へ」の短編募集で最終選考に残った小林史人さんと酒井和子さん、小学校教員の花岡和美さん、昨年5.6月号の創作座談会に出てくださった米田久美江さん、そして、編集委員の小川英子さん、せいのあつこさん、指田和さん、次良丸忍さんなどなどが参加してくださいました。
こまつさんの連載では、オンライン英会話からフィリピンのこと、そして昔話まで、まさにいろいろな文化をまぜこぜ、融合させたおもしろさについて、畠山重篤さんの「森は海の恋人」インタビューについては、これまであまり語られていない文学の側面からの切込み、全体の充実ぶりについて、そのほか、掌編やコラム記事の難しさやそれぞれの工夫について、作品を手がけたみなさんや、編集サイドのさまざまな裏ばなしなど、わいわいと語り合うことができました。
雑誌作りは、企画としめきりに追われ、せっかく完成したものについて、ゆっくりとふりかえる時間がほとんどとれません。その意味では、この「読む会」でみなさんからのお話を伺い、苦労ばなしを分かち合い、あらためて一冊を味わう時間は、ほんとうに貴重ですし、元気づけられます。
2023年も、なんらかの形で、このような時間は設けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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そして!
2023年、新デザインの表紙の「日本児童文学」が届いていることと思います。
今回の創作特集、テーマは「やめる? やめない?」。いろいろな迷いがあり、いろいろなやめ方があり、いろいろな続け方がある…。そのことを、しみじみと感じる余韻の深い作品ばかりとなっています。
レジェンド畑島喜久生さんのみずみずしい詩、
岡田淳さんのマンガ(必見!)、
不登校の息子さんを詠んだ大口玲子さんの短歌、
アフリカの少女の姿が印象的な味田村太郎さんのフォトエッセイ、
田中哲弥さんの短編の「〇〇〇〇〇〇〇」という言葉(読んでみてください)、
森忠明さんの短編の「摘便クィーン」(?!)というタイトル、
その他、詩、俳句、掌編、ノンフィクションなどなど、とにかく、ひとつひとつの作品が、あざやかな印象を残してくれます。
ゲーテに「人間は努力する限り迷うものだ」という言葉がありますが、まさに、そのさまざまな迷いが見えて、ふしぎと元気づけられる特集になっていると思います。
そうした「迷い」をじっとみつめているような、平澤朋子さんの新鮮な表紙絵とともに、ぜひ味わい、また広めてください。
今回からは、「作家とLunch」という編集部が総力をあげてとりくんでいる新企画もスタートしています。1回目は石川宏千花さんです。また、昨年、協会新人賞をとられた長谷川まりるさんの連載もはじまります。
いろいろなチャレンジが続く「日本児童文学」、かさねがさね、今年もどうぞよろしくお願いいたします!!
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私・山﨑が担当してきた「編集部ブログ」は今回が最終回です。温かく見守ってくださったみなさま、本当にありがとうございました。ブログ担当をお引き受けしたものの、“文章のプロ”の方々が目にするブログということで、毎回アップするときには「えいやっ!」の掛け声とともにenterキーを押していました(笑) ですから、ブログへの感想をメールで送ってくださったり、Zoom会議やセミナーなどお顔を合わせる機会があるときに声をかけてくださったり、それがどんなに嬉しく、力になったことか……心の中で、うれし泣きしていました(涙)
ブログを読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました!
そして、前・編集委員のみなさん、楽しいブログコメントをありがとうございました!!
みなさま、本年も『日本児童文学』を、どうぞよろしくお願いいたします!
山﨑
【お知らせ】
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★7-8月号掲載の掌編作品募集★
「図書館」を舞台とする掌編作品(日常・非日常問わず)を募集します。
図書館の魅力が再発見できるような、新鮮な作品をお待ちしています。
【応募資格】 どなたでも(一人一編のみ)
【締 切】 2023年2月末日(消印有効)
【字 数】 26字×80行(本文のみ、タイトルは別)
【応募方法】 2023年1・2月号に掲載の応募券貼付のこと(会員は不要)
下記まで郵送、またはEメールで。
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-38 中島ビル502
日本児童文学者協会「日本児童文学」編集委員会
E-mail : zb@jibunkyo.or.jp
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