機関誌部ブログをご覧のみなさん、こんにちは。山﨑です。
すっかり紅葉がすすみ、景色を楽しみながらお散歩しています。でも、この間、落ち葉や木の実を両手いっぱいに拾ってしまい、学校帰りの小学生にジロジロみられて少し恥ずかしかったです。松ぼっくり8個は、ちょっと欲張りすぎました~。
『日本児童文学』11・12月号は、もうお手元に届きましたでしょうか。
今号の表紙絵も、とっても素敵♪ 落ち葉で作った大きなイチョウの葉。秋らしく、ほほえましい空気をまとっています。水色ワンピースの子のお顔を敢えて出さない、この引き算に想像力が掻き立てられます。この一枚の絵から、色々な物語が生まれてきそうです☆
特集「森へ川へ」。森の深い緑、川の澄みきった青……本誌掲載の写真は白黒ですが、本文を読んでいると、鮮やかな色が浮き上がってきます。「フォトエッセイ」の大竹英洋さんの“カナダ・オンタリオ州の原野をカヌーで旅する”のページいっぱいの写真、「インタビュー」の植樹祭の大漁旗、私には川の透明感や森の力強い緑が広がりました。(……もしやこのモノクローム、“読む”を優先させ、想像力を育てるための敢えての引き算だったのか……! と、勝手に納得(笑))
今号は短編募集の入選作3作品が掲載されています。挿絵がとてもいいんです。作品の世界へとスッと連れて行ってくれます。
連載の「ハロハロ」(こまつあやこ・作)は今号で最終回。私はのの花と一緒に英会話を勉強していました! 頭の片隅にうっすら残っている英単語を引っ張り出し音読(笑)これが、なかなか楽しかった~☆ ハロハロという単語は、“ミニ〇〇ップのスイーツ”で耳馴染みがありましたが、ごちゃ混ぜという意味だったのですね。ラストから6行目の一文が私はとても好きです。ハロハロ、ハロー! な、気分になりました♪
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11月5日(土)・6日(日)に、宇都宮で開催された児童文学セミナーに行ってきました!
宇都宮市文化会館で行われたセミナーには、小学生から大ベテランまで、多くの方が参加されていました。お天気もよく文化会館横の広場の木々も色づいていて、お昼休憩は広場で過ごしている方もいらっしゃいました。
久しぶりのリアル開催ということもあり、私は今まで感じたことのない緊張がありました。何といっても約2年間、Zoomでしかお会いしていない編集委員の方々と直接お顔を合わせるのですから!! 案の定、奥山さんと小川さんにご挨拶した瞬間、涙目に……感激しちゃったんです。すごく、不思議でした……テレビで見ていた人に会えたような、何だかそんな緊張感がありました。でも、言葉を交わしてすぐに距離が縮まりました。あぁ、やっぱり直接目を見てお話しするって大切! と、心の底から感じました。(あ、セミナーの報告ですよね……)
セミナー会場の入り口に、機関誌のコーナーを設け、冊子のご案内やパネルを展示しました。機関誌でとりあげた特集などから、児童文学の新たな魅力・視点に出会える一冊として手にしていただけたら嬉しいです。
5日の全体会の記念講演では「きむらゆういち先生」がご登壇されました。すっかりきむら先生のファンになりました。遊び心が満載で、ユーモアに富んでいて、そして誠実さに溢れていました。ご自身の作品を朗読してくださったのですが、私は『あいたくなっちまったよ』で思わず涙してしまいました。心があたたかくなる作品に出会えた、素敵な講演でした。
6日の分科会も素晴らしかった! 私は「創作のためのワークショップ」に参加したのですが、何が素晴らしいって、小学生が作品提出で参加してくれていたのです! そして、その作品が、まあ、なんとも面白い! 発想の自由さが光り輝いていました☆ 上手くまとめようとせず、のびのびと物語を書く、楽しんで書き上げる。すっかり忘れていた事を、思い出させてくれました。
想像以上に大満足な二日間でした。
今後も、このようなセミナー開催時には、ぜひ参加しようと思います!
リアルでみなさんにお目にかかれること、楽しみにしています☆
山﨑
【お知らせ】
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★Zoomオンライン『日本児童文学』を読む会★
【日 時】 12/22(木)PM6:00~PM8:30
【テーマ】 2022年9-10月号・11-12月号
【ホスト】 奥山恵(編集長・評論家)
【ゲスト】 こまつあやこ(作家・今年の連載「ハロハロ」作)
【申し込み方法】 メールにて megumiokuyama18@gmail.com
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