協会員への扉~入会をお考えの方へ~

辻 みゆき(つじ みゆき)

【入会のきっかけ】

2021年に入会したばかりなのですが、児文協の存在は、ずっと前から知っていました。
機関誌『日本児童文学』を知ったのは、19才の時。図書館で見つけ、こんな専門誌があるんだ!と嬉しく思った覚えがあります。児文協の存在を認識したのは、この時だったと思います。
時を経て、ある童話賞の授賞式。審査員の先生とお話をさせて頂いた際、『日本児童文学』の話題になりました。勧められたわけではなかったのですが、なんとはなしに嬉しく、その後3年ほど、購読を続けました。
ちなみに、この頃の授賞式がご縁となり、幾人かの先輩、友人に出会っています。
その方々が、後に本を出版され、日本児童文学者協会に入会されて……。

なので、私にとっては、“これ”という入会のきっかけはありません。
なんとなく憧れていて、でも、なんとなく恐れ多くて。
そうこう思っているうちに、どんどん時は過ぎ。
“何十年も気になっていて、やっと入会した”というのが正直なところです。


【入会してよかったこと】

前述のとおり、入会したばかりなので、いまの心境を。

安心感があります!
友人が、大先輩が、多数在籍されています。
(あの先生がいらっしゃるんだ、わ~っ! と、テンションがあがったりもします。)
物書きは、孤独です。
孤独はおおいに創作の糧になりますが、時に、心もとなく感じることもあります。
そのあたりの、どこか不安定に感じていた部分を、雲散霧消してくれたように思っています。

イベントや講座も、いろいろと企画されていますが、とても自由です。自分の興味や予定に合わせて出席できるのも嬉しいです。

入会する前は「敷居が高い」と思い込み、なかなか踏み切れませんでしたが、今となっては、自分が勝手に作り上げていた敷居だったんだな、と思っています。


【プロフィール】
千葉県在住。「家族セッション」(講談社)、「小説 ゆずのどうぶつカルテ」(講談社青い鳥文庫)、「あの日、そらですきをみつけた」(小学館ジュニア文庫)等があります。

2022/04/03
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