学びました!(尾崎順子)/第51期児童文学学校
第51期日本児童文学学校の修了式が終わって、ちょうど1カ月たちました。今日は畑に出て玉葱苗の畦作りをしながら、思い出に浸っています。
地方に住んでいる私にとって、児童文学を志す全国の仲間と作品の合評ができ、現役作家の方の話を聞くことのできるこの学校は、夢のような場所でした。これからしばらく、月1回6回分、半年間にとったメモを読み返しながら、学んだことを整理していくつもりでいます。
学校では、半年の間に、細やかなヒントをたくさんいただきました。説明ではなく情景描写、人物描写で物語を語ること、何歳くらいの子に向けて書いているのかグレードをきちんと考えること等など。講師の皆さんは、いくつもの大切なことを惜しむことなく教えてくださいました。なかでも勇気をもらったのは、「私は100回応募して100回落ちた。108回目にようやく出版社から拾い上げてもらい、デビューできた」という8月の講師の先生の話です。
「そうか。私も100回は応募してみよう。それまで、あきらめないで書き続けよう」とずいぶん励まされました。(女性の平均寿命は87歳。残り少ないので100回いけるか心配ですが)
それともうひとつ。他の方の作品をたくさん読み、それぞれの作品について一緒に講評を聞くことができたことで、「私は何が書きたいのか」ということが、ほんの少し明確になってきたように思います。自分の作品の欠点と特色が分かってきたというか‥。
最後に、後藤みわこ校長先生をはじめとする講師の先生方のやさしさほとばしる話と姿に、ただただ感謝。ありがとうございました。
(こちらこそ、ご受講感謝! です。by事業部)