『エール! 主人公なぼくら』(室賀理江@創作教室出身)
創作教室出身です。
この文章を書くにあたり確認してみましたら、63期でした。通っていたのはもう7年も前になります(トキノナガレハヤイコワイ)。
半年間、隔週でレーザープリンタが紙を吐き出す音をBGMに身支度を整えつつ家族に家のことの申し送りをし、紙の束を背負って土曜日の神楽坂へ――などという当時の苦労話は退屈なので割愛して、改めてふり返ってみての、創作教室に通った成果を下に挙げてみました。
・隔週で締め切りがくるので書くスピードが上がった。
・上と同じ理由で毎日書く習慣ができた。
・同じ理由で締め切りがこわくなくなった。
・書いたものを読まれたり感想をきいたり批評されたりすることへの耐性がついた。
・「それ、子どもにはわからない」という視点をもらい、書き直すことへの抵抗がなくなった。
・人生で初めて創作クラスタの人たちと知り合えた。
・読者を想定して(この話はあの人が好きかも、など)書くことをおぼえた。
・受講をやめる際の淋しさを熱量に変換して受賞作を書き上げられた。
・提出していた原稿から今回出版した作品が生まれた(!)
などなどなど。
……ええ、そうなのです。
この度、創作教室に提出していた作品をもとにした児童向け読み物をようやく本にしていただけました!
(何年かかったんだ、などというツッコミへの答えは冒頭にあります!)
もちろん、持ち込み先の文研出版さんの頼もしい編集さまをはじめとして、多くの方々の手で磨かれて生まれてきた作品なのですが、やはり創作教室をなくしてはこの作品の誕生はなかったのではないかと思うのです。
(注:現在文研出版では持ち込みの受付を停止しています)
何しろ、この話の中のあるキャラクターは、講師のおひとりでもあった高橋秀雄さんを(ほんの少し)モデルにしているのですから!
また、この話を書きながら「まだまだ書きたいキャラクターが大勢いるぞ」と気づけたことも、よい転機となりました。
というわけで(雑)、
児童文学者協会創作教室
と
『エール! 主人公なぼくら』作:室賀理江 絵:ふるり/文研出版
どちらもおすすめします!!
(よろしくお願いします!)
(室賀さん、デビューおめでとうございます! by事業部)