日本児童文学 2023年11・12月号

特集 クリスマスをよむ (ポストカード付)

詳細

特集 クリスマスをよむ

☆☆☆

子どもの本は、季節感を大切にしながら、
社会的な行事を子どもと共有する役割も担っています。
とりわけ、クリスマスという行事は、
物語にもしばしば描かれ、本屋にも図書館にもクリスマスの本が並び、
子どもたちは本を通してクリスマスを知り、味わうことも少なくありません。

本特集では、子どもたちにとって大きな楽しみでもある
クリスマスの魅力を再認識するとともに、
伝統的な考え方を問い直し、
さまざまな子どもたちの状況も視野に入れながら、
クリスマスを詠み、味わい、読み、考えたいと思います。
(ポストカード付。 ポストカードはクリスマスカードとして使えます)

目次紹介

特集 クリスマスをよむ
「クリスマスをうたう」詩歌募集 入選作
《童謡》 「わかるかな」……あべひろ子 8
《詩》 「クリスマスの朝に」……たかつきせい 10
《童謡》「よろしく サンタさん」……たにむら・かずほ 12
《短歌》「ねえ もみのき」……飯島美穂子 14
《短歌》「聖夜の森へ」……後藤 耕 15
《俳句》「まちきれないよ!」……スーザンももこ 16
《俳句》「クリスマス」……佐々木江利子 17
*「クリスマスをうたう」詩歌募集 選考経過……間中ケイ子 18

(イラスト・エッセイ)「2010年のクリスマス」……ささめやゆき 20
(短編)「咲子のあたらしい家」……三輪裕子 22
(短編)「ファンタジーを、もう一度」……辻みゆき 28
(マンガ)「金魚ぼうやのクリスマス」……おくやまゆか 34
(掌編)「赤い服」……うちだちえ 36
(掌編)「サンタクロースになりたかった鬼」……後藤 耕 38
(掌編)「メリーのクリスマス」……西村さとみ 40

【論考】
クリスマスと児童文学 
―厳しい現実のなかで……きどのりこ 42
                   
サンタクロースって必要ですか?
―「人種」「階層」「性」から考えるクリスマス……水間千恵 54

〈コラム クリスマスあれこれ〉
 せいのあつこ 44 河津 泉 46 鈴木まもる 49 福本友美子 50
 東逸子 52 東野司 53 奥山恵 56 佐々木江利子 61 さくまゆみこ 65

〈子どものつぶやき こんな〇〇はいやだ! ③〉 こんなクリスマスはいやだ! 66


☆児童文学に喝‼……工藤左千夫 67 
☆世界に開く窓……宇野和美 68
《創作時評》…… 妹尾良子、くぼ英樹 70
《同人誌評》……井上良子、熊谷千世子、筑井千枝子 76
◇読者のページ 92

■連載・インタビュー― 作家とLunch ~創作のひみつを探る~6 令丈ヒロ子 95
■連載・創作―「趣海坊天狗譚」(最終回)…… 長谷川まりる 102

・ブックラック……76   ・投稿作品賞選評……88 
・子どもの本の情報館……86  ・執筆者プロフィール……113
・次号予告……87       ・編集後記……114

●表紙絵/北見葉胡  ●レイアウト/榎本事務所