●入会のきっかけ
児童文学作家としてデビューする前のことですが、創作活動の一環として、音楽物語の舞台活動をしていました。ピアノ連弾で音楽を演奏しつつ、物語を朗読していく、というものです。
コンサートのコンセプトを決めると、演奏する曲目を決め、その曲からインスピ―レーションをもらって、その曲たちに合う物語を作成、台本化するという仕事です。
本番では物語を朗読してもらい、その合間合間に、曲を演奏していきます。物語と音楽は一体でなければ話が途切れてしまうので、コンセプトも何もかもがバラバラの曲をつなぎ、ひとつのお話にする、というのがなかなか大変でした。
そのうえ、わたしは、コンサート本番でピアノ演奏(連弾のプリモ=高いほうの音)も担当していましたから、ピアノの練習は毎日だいたい5,6時間。今考えれば、よくやっていたと思います。
加えてコンサートのチラシ作成や、広報活動などもしていました。当然ながらそのチラシにプロフィールを入れるわけですが……「音楽物語」と銘打つには、わたしと、物語をつなぐ接点が弱いなあと、感じていました。
創作教室をやむなく三ヵ月でやめてしまったものの、その後もほかの勉強会はつづけていましたし、編集者だったころの著書もありました。ダメ元で、協会員になることはむずかしいでしょうかと、事務局に相談しました。すると、OKとのお返事をいただき、とってもほっとしたことをよく覚えています。
ちなみに、今はもう音楽活動は行っていませんし、ピアノも弾けませんが、たま~に、Youtubeに童謡などの歌をアップしています。
●入ってよかったこと
児童文学つながりのおともだちがたくさんできました!
なんていうと、まるで入学したての小学一年生みたいですが、そんなことでもいいんじゃないでしょうか。どんな業界でも、人と人だと思います。勉強会や講演会、パーティなどたくさんの勉強する機会と、人と出会う機会を得ました。同人会も作りました。それらはわたしの財産だと思っています。いまは、リモートばかりで、なかなか対面できませんが、引っ込んでいるのは、もったいない。ぜひ、色々なイベントに参加してください!
●プロフィール
千葉県出身、横浜市在住。作家。著書に『美雨13歳のしあわせレシピ』(ポプラ社)など。かかりつけの医院で、定期の血液検査をしてもらったんですが、結果が出て開口一番、「う~ん、中性脂肪が多いなあ……」いやいや、そこですか!? 主治医は小児科の先生だから、普段絶対使わない単語を使いたかったのかなあ……中性脂肪……。