同人誌「金平糖」を創刊しました!(58~61期創作教室)
2026年1月、わたしたち児童文学同人「金平糖」は結成10年を機に、同人誌「金平糖」を創刊しました。6編の作品が収録されています。
わたしたちは、第58~61期創作教室受講生有志の集まりです。今振り返ってみても、情熱的で有意義な時間だったと思います。
創作教室では自作への感想や指摘をもらいますが、「この書き方では伝わらない」など厳しい意見も多々。講師からの指摘は“目からうろこ”なもので、プロの作家目線に触れるたびに、「創作って奥深くて難しい」と唸ることばかり。さらに、受講生の作品を読んで、「こんな大作を出してくる人が同じ生徒? プロじゃないの?」と焦りにも似た驚きを抱くことも……。ライバルだと闘志を燃やしたり、「あの人のようになりたい」と目標にしたりと、それぞれに刺激を受けました。
創作教室の時間が終わると、カフェへ移動して講師を囲み、それぞれの作品についてさらに深く話しました。どうしたらもっとよくなるか。どうしたら出版できるレベルになるか。そして、家に帰ってまた書く。書かなきゃ、ではなく、書きたくなるのです。
創作教室は、わたしたちにとって易しい勉強会ではありませんでした。隔週で(※)作品を書いていくのもハード。ですが、厳しさに食らいつく中で、わたしたち6人はそれぞれに「価値あるもの」を手にしてきました。ほめ言葉、書き上げられたという達成感、自分が本当は何を書きたかったのかに気づけた感動、自作を真剣に読んでもらえた喜び。本気だったからこそ得られたものでしたし、だからこそ創作教室を卒業しても合評を続けたいと集まるようになりました。
「金平糖」メンバーの共通点は、「書かずにはいられない人である」ということです。どんなに厳しい意見をもらおうと、それを一旦は受け取り、咀嚼し、自分の中で納得したところで作品へと落とし込んでいく。それが楽しくてたまりません。
うまく書けず心が折れそうになっても、あきらめず、「届けたい想い(物語世界)がある」と書き続けるのが、わたしたちです。「自分色」を持った、金平糖のような作品を少しずつ書けるようにもなってきました。
創作教室で講師をしてくださった作家・小川英子氏をアドバイザーに迎え、厳しくも温かい目で活動を見守っていただき、十年が過ぎました。今回の同人誌「金平糖」にも、読者になってくれた子どもたちから「おもしろかった」「楽しかった」「考えさせられた」「本を読むのが好きになった」という感想をいただき、ますますやる気にあふれています。
創作教室がなければ、ここまで書き続けることはできなかったかもしれません。仲間とのご縁と創作への覚悟を手にすることができた場所だったと思います。
これからも真摯に物語と向き合ってゆきます。協会員の方をはじめ、児童文学を愛するすべての方の応援を頂けましたらうれしく思います。
児童文学同人「金平糖」一同
(しみずしげみつ/スーザンももこ/紡透子/はっとり美土里/保科靖子/柳澤みの里)

※現在の創作教室は月一回の開催です
(事業部より:理事長ブログ「同人誌の創刊と終刊のこと」も併せてお読みください。「金平糖」のみなさま、ありがとうございます!)