191、「ものがたりの小径」セミナーのこと (2026,2,15)
【秋田に】
・前回“予告”したように、先週の金曜日(6日)から、2泊で秋田に行ってきました。一番の心配は、大雪や吹雪で新幹線の運転に影響が出ることでしたが、幸い、往きも帰りも、ほぼ定刻通りの運転でした。6日は秋田市内のホテルに泊まり、7日があきた文学資料館の会議、その後大仙市の実家に行き、一泊して8日に埼玉に戻る、という日程でした。一番驚いたのは、実家の玄関先(雪除けのために本来の玄関の前に、もう一つ仮設の玄関のようなスペースがあります。そこのことです。)に、テレビで見る除雪車(雪を砕いて吸い上げるための回転ローラーのような部分と、雪を飛ばすための煙突のような部分がついた車)の小さいのがあったのです。つまり、「家庭用小型除雪車」ということです。
うちの実家は、道路から少し引っ込んだところにあり(と言っても10メートル程度)、そこまでは当然自前で除雪しなければなりません。僕も中学生時代とか、それがほぼ毎朝の仕事でした。実家は甥が継いでいますが、僕と一回り(12歳)しか違いませんから、手作業での除雪は堪えるでしょう。こんな便利なものができたんだ、と感心する一方、値段を聞くと中古の軽自動車くらいはするわけで、燃料費も含めて、雪国の重い負担を改めて実感しました。
【「ものがたりの小径」セミナーのこと】
・話はまったく変わりますが、銀の鈴社では、2017年から、毎年テーマを定めた短編募集をしていて、入選作品をアンソロジーにして出版しています。そのシリーズ名が「ものがたりの小径」です。銀の鈴社は詩集の出版社として代表的なところですが、その前身の教育出版センターはかつて『日本児童文学』の発行元であり、また僕の第一評論集『児童文学に今を問う』も、ここから出してもらいました。
そんなご縁もあり、シリーズの当初から、僕は編集委員をしています。今までの募集(ということはアンソロジーの)テーマは、ゆめ・未来・いちばん・まよい道わかれ道・発見・カレンダー・届く・わすれもの、で、昨年のテーマは「だんだん」でした。毎回二十数編の作品が収録されますが、出版に当たっては分担金があるので、言わば「合同自費出版」という形でしょぅか。
・今年も6月締め切りで募集が行われますが(今年のテーマは「ひみつ」)、これに先立って、3月14日に、セミナーを開催することになりました。何年か前に一度開催したので、今回が二回目になります。プログラムとしては、編集委員である高橋うららさんと僕が一時間ずつ話をし、その後対談というふうに、言わば応募のための「傾向と対策」でもあるわけですが、僕は創作に当り、こうした“テーマ”をどう意識するのか。という話をするつもりです。
というのは、毎回応募作を拝見し、テーマの受けとめ方にもう一工夫してほしいなと思うことが多いからです。僕にとっては、このアンソロジーの選考、編集は、テーマを考えるのが楽しい、という身勝手な?楽しみもありますが、毎年、創作の原点を見つめなおすような仕事です。
詳しくは、銀の鈴社のホームページ(の「作品募集」の項)、もしくは「銀の鈴社 ものがたりの小径セミナー」で検索してみてください。