『わたしが戦場にいる』(小手鞠るい)

子どもと平和の委員会
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もしもあなたに赤紙が届いたら
小手鞠るい
クリスマスとお正月気分で、誰も戦争のことなんて考えていない12月の日本。
そんな季節に、あえて、戦争と平和を考える1冊を上梓いたします。
「原爆を落とされた側ではなくて、落とした側から書いて欲しい」と
わたしに原稿依頼をくださった『ある晴れた夏の朝』編集者と組んで書きました。
日本の子どもたちに、戦争と平和を考えてもらうためには、
もっと、大人向けの戦争関連の本を読んでもらいたい、
加害国・日本のやってきた戦争の実態を知って欲しい、
戦場へ行って、人を殺さなくてはならなかった兵士の話を読んでもらいたい。
そんな思いをこめて書き上げました。
ヘミングウェイをはじめ、開高健、村上春樹などの作品も取り上げています。
第1章のテーマは「もしもあなたに赤紙が届いたら」です。
【担当編集者(偕成社)からのコメント】
戦後80年となり、日本の戦争への距離感は時間的には遠いものに
なっていますが、世界に目を向けると、地理的な戦争への距離感は
逆に近づいているような気がします。
10代の若い読者がこの本を読んで、自分のいま現在の立ち位置から
戦争について考えてもらえるとうれしいです。
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