「戦後80年、変質が加速する「平和文化都市」広島で起こっていること」 中澤晶子さんから
既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、80年という、いわゆる「節目」の年、天皇皇后ご両人が沖縄(実施済)、広島、長崎を訪問するにあたり、広島市では、信じがたいことが起ころうとしています。市は、市内中心部の小学校2校の6年生の授業の一環(校外学習)と称して、「お出迎え」(校外学習なら、文言は「お出迎え」ではなく、「見学あるいは参加」であるべきです)行事動員を決定。13時半から15時をめどに、平和公園周辺で、一行の通過を出迎える?見る?(さすがに、旗は振らせないようですが)ことになっています。一時は、宮内庁への「参加児童の名簿提出」騒ぎにまで至りました(のちに、県の担当部署の勘違いとのことで撤回、すでに提出された一校分は破棄。まことにお粗末な行政担当者)。いずれにしましても、子どもたちの主体性はどうなるのか、という問題をはじめ、まるで戦前を思わせるようなこの町の行政の在りように、空恐ろしさを感じています(当初は、子どもたちが天皇の国国事行為について学ぶ好機、という誤った認識も。行幸は国事行為では、ありません)。民間団体の主催で、19日の夜は、「提灯奉迎」も行われる予定です(広島市、市教委も後援)。そのチラシには、参加した子どもたちには先着200名に記念品が出るという文言まで記載されており、ざわざわした思いを押さえることができません。これらについて、現在、13の団体が市と県に要請文を提出、抗議のネット署名も広がっています。
来広を歓迎するのは、個人の自由です。しかしながら、あたかも子どもたちを利用するような行為が見過ごされてもいいものでしょうか。あくまで参加しないと決めた子どもが、ぽつんと教室で自習するシーンを思い浮かべただけで、胸がつぶれます。
みなさんも、この件について(他人事ではありません。全国どこにでも起こりうることです)、どうぞ関心をおよせいただけますようお願いいたします。
リンクをぜひご覧ください。綿密な取材による渾身の記事です。
中澤晶子
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