165、カードが危ない !?(2025,5,6)

理事長ブログ

【まずは、「少子化」の話】

・連休、いかがお過ごしでしょうか。昨日は、75歳の5月5日と、5がラッキーナンバーの僕にとっては記念すべき?日でしたが、朝の新聞を見て、なんとなく暗い?スタートになりました。

一面に「子どもの数 最小1366万人」という記事が載っていて(毎日新聞ですが、4日の総務省発表ですから、多分他紙も同様の記事が載ったのではないでしょうか)、そこにグラフがありました。1950年からの子どもの数(棒グラフ)と、全人口に占める割合(折れ線グラフ)が、示されています。1950年は僕が生まれた年ですが、この時は、全人口の中での子どもの占める割合が、なんと35%を越えています。それが今年は11,1%です。ここでいう「子ども」は15歳未満を指し、つまり中学生までということでしょう。僕が生まれたころは、日本の総人口の3分の1以上を子どもが占めていたのが、今は1割強にまで落ち込んでいるわけです。「たった75年」の間に、です。

そして、人口に占める割合が一番多いのが沖縄県で15,8%。一番比率が少ないのが我が秋田県で8,8

%というのも、まあ予想通りのデータでした。この日の一面の下は、子どもの日にちなんで、児童書の広告が並んでいたのですが、なんとなくむなしく?見えてしまいました。

【さて、カードの話です】

・それとは全然関係ないのですが、一週間ほど前、信金カードナントカというところから、電話がありました。「何月何日に、カードで〇〇円をお支払いになりましたか?」というのです。まあ、イマドキこんな電話がかかってきたら、アブナイ電話だと思うのが普通でしょう。ただ、話を聞いていると、「〇〇円を振り込め」というような話ではありません。僕名義のカードで、3回にわたり、かなりの額が支払いに使われているというのです。一番大きい額で29万円ほどでした。

僕は基本的に現金派で、カードで買い物をすることはほぼありません。アマゾンで本を購入する時などは否応なくカード決済になりますが、せいぜい千円単位の金額です。「いや、まったく覚えがありません」というと、「悪用された可能性が高いので、この取引は無効にして、カードを新しくします」というような話です。まあ、ありがたいような話ですが、イマイチ疑いは消えず、「カードを紛失した覚えもないんだけれど」というと、“悪用”する側は、ランダムに数字を動かして、それがたまたま実際のカードの番号と一致する場合が出てくる、ということらしいのです。

ということで、昨日、新しい番号のカードが送られてきました。疑問としては、「なぜカードの悪用とわかったのだろう?」ということですが、多分、信金関係のカードの管理機構のようなところが、言わば「張って」いて、通常と違うような使われ方がされた場合、本人に確認するというようなシステムができているのではないでしょうか。それはありがたいことですが、逆に言えば、僕が普段から万単位の支払いをしていれば、そういうアラームはならないわけで、改めてカード社会の怖さを実感したことでした。

よく言われるように、日本は、いわゆる先進国の中では、現金取引がまだまだ多い社会のようですが、僕ら世代が人口の中に占める割合がまだ多いから、ということが大きな要因のようにも思います。とりあえず昨日、アマゾンの決済画面でカードの変更をしたのですが、前のカードを消去するということができず、「追加」という形にしたのですが、こういう手続きにハードルの高さを感じるのも、“高齢者”ならではでしょうか。

ともかく、この手の話は時々耳にしますが、わが身に起こるとは!の顛末でした。