デビューへの道(小林史人)
協会事業部のメンバー、児童文学学校スタッフの小林史人さんがもうすぐデビューされます!
小林さんからのメッセージをお伝えします。
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2025年5月2日は特別な日となりました。ぼくのデビュー作の発売日となるからです。
児文協(日本児童文学者協会)が主催する創作教室の門を叩いたのが2018年の秋。ぼくの創作活動の始まりです。
創作教室には三期在籍しました。自分が書いたものを読んで、しかもコメントまでいただけることが嬉しくて、二週間に一度の作品提出に向けて、とにかく夢中で書きました。
当時はコロナ前でしたから、教室が終わってから近くのファミレスや居酒屋で懇親会がありました。
そこで仕入れた公募や同人誌、講座や合評会などの情報の数々は、創作とは無縁の生活を送ってきたぼくにとって、新鮮で刺激的でした。どんどん深みにはまっていきました。
そして、何度目かに参加した児文協主催の合評研で提出した作品が編集者の目にとまり、本にしてみないかと声をかけられたのです。
賞をとったわけでもなく本が出ることになったのは「運が良かった」の一言に尽きるのですが、一方で(手前味噌にはなりますが)その「運」を引き寄せる行動はしてきた自負があります。この六年半、さまざまな方と出会いました。多くの教えや導き、機会がありました。そのすべてをぼくはやってみたのですから。
夢中で書き続けること。愚直にチャレンジし続けること。これがぼくのデビューへの道でした。この道は、この先もずっと続いていくのだと思います。
2025年5月2日、「ぼくに友だちがいない理由」(絵:kigimura 作:小林史人)が、さ・え・ら書房から出版されます。手に取っていただけたら幸いです。
※さ・え・ら書房のページに飛びます→「ぼくに友だちがいない理由」
※関連情報です。組織部のブログ「文学フリマに向けて その2」もご覧ください。